奈良【大和文華館】 ギャラリーと文華苑
大和文華館は奈良市にある美術館です。自然にかこまれた隠れ家のような。
大和文華館
小さな門と、こんもりとした林の道は石畳が敷かれています。
大きな樹や地面を彩る緑がお出迎え。
爽やかな風が吹く頂上に、お城のような白い壁。
最寄り駅は……
●近鉄電車・学園前駅…徒歩約7分
大阪難波駅や鶴橋駅から近鉄電車に。
奈良方面・快速急行で約30分。
奈良へ向かう途中に生駒山脈から大阪府下が一望できます。
夜景も美しいのですが、昼間の画像しかありません。
近鉄創立50周年事業
近鉄・学園前駅。その名前のとおり大学があります。
大阪市内から約30分。奈良駅から約10分の距離です。大阪・奈良のベッドタウンとして人気の住宅街が広がります。
関西の私鉄沿線も例にもれず、美術館・ギャラリーがたくさんあります。
各電鉄の社長さん、ありがとうございます。
1960年(昭和35)当時の近鉄社長により、大和文華館がオープンしました。
近鉄・学園前駅には、大和文華館の他にも「松柏美術館」「中野美術館」もあります。
おでかけや森林浴にも最適です。
「染色品と松浦屏風」
5月14日(日)まで展示中です。
「染色品と松浦屏風」
―織物・染物・刺繍いろとりどり―
テキスタイル・ワークなる、インド、中国などの染色品、琉球の紅型などの衣装。
「松浦屏風」をはじめ、いきいきとした女性の風俗画など。
館内は、すべて撮影不可です。
今回は建物と自然の宝庫「文華苑」をご案内いたします。
竹の庭ギャラリー
展示場の真ん中に吹き抜けのような空間があります。
「竹の庭」このまわりの壁面に、ぐるりと美術品が展示されています。
明るく開放的。独特の内観です。
大和文華館パンフレット、右下の写真を、ご覧ください。
柱のように見えるのが「竹の庭」です。
辰野金吾・奈良ホテルラウンジ移築
門の外にある建物。これは何だろうと思っていました。
駐車場の横なので売店か食堂かなと。
建築に詳しい人なら、すぐにわかると思います。
1909年(明治42)奈良ホテル設計・辰野金吾。
奈良ホテルのラウンジ一部を移築。
これは「文華ホール」です。
たいへん失礼いたしました。
青空と緑の風に。瓦屋根の端正なホールです。
興味のあるかたは、来場の上、ゆっくり細部をご覧ください。
四季折々の文華苑
大和文華館の周囲は庭園というより、うっそうとした自然の林。
「文華苑」と名づけられています。
春は桜。「シダレザクラ」「三春滝桜の子孫」とあります。春に観てみたいですね。葉っぱが、なんだかムックのようです。
建物の両サイドに「文華苑」への通り道があります。
細い道。足元に気をつけて、下り坂です。
ゆっくり下ります。大きな池・蛙股池《かえるまたいけ》に向かって傾斜しています。
ウグイスの声。野鳥の声も多くオルゴールのようです。
さわやかな景色と、おいしい空気。いっぱい、大きく、呼吸しましょう。
手すりが、ありますが……
しかし土の地面に立ててあるので、柔らかく安定感がありません。ご注意ください。
中庭の竹は、この真ん中から生えているのですね。大和文華館の建物のつくりが良くわかります。
入り口近くまで道は続きます。
大和文華館のまわりを一周しました。
車椅子のかたや、足の不自由なかたは、ふもとの梅園のベンチでどうぞ。
四季折々のお花。美術品と建物の天然の額縁です。
かなりの広さです。運動靴で行くことをお勧めします。
石畳の上を車椅子と押す人が、ゆっくり進んでいました。
大和文華館の展示場へ、車椅子で行けます。よかった。
雨の日は、高低差があり、雨水が勢いよく流れるようです。足元にご注意ください。
これからはアジサイの季節。
木々には、ひとつひとつ名前の札も立てられています。
ギャラリーと文華苑。
美術品と奈良の自然を観ていると
一瞬、都会を忘れました。
秋にも無料開放日があるそうです。
わすれないように……
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。