大阪・1000円以下のパフェ(7)ひらたいパフェ
パフェだからといって、スラリ高身長でなくてもいいのです。コンパクトな「ひらたいパフェ」編をどうぞ。(3221文字)
サイカイさん「コーヒーゼリーパフェ」
まわりの店は閉店も多い、ここはショッピングセンター。創業50年をこえる喫茶店・サイカイさん。
今回は「ひらたいパフェ特集」です。
●もより駅は……●
京阪電車・Osaka Metro(大阪メトロ)・JR大阪環状線・学研都市線
・京橋駅…徒歩約5分
(京阪電車の高架下にあります)
ポップな雰囲気。モーニングからランチ、スイーツまでメニューが多く迷います。
自家製プリン、美味しそう。
ここは、こらえてこらえて。
コーヒーゼリーパフェを、いただきます。
たっぷり生クリームとアイスクリーム。従来のコーヒーゼリーはコーヒーカップぐらいのの大きさです。
これは、フラッペ(かき氷)のグラスでしょうか。
かなりおおきい。容量が多く、たしかにパフェです。アメリカンサイズ。
アイスクリームの迷いなき丸型。美しいです。つやと安定感。
コーンフレークすこしと焼き菓子ひとつ。
夏にピッタリ無駄な装飾なし。お腹ふくれました。
サイカイさんとは、また再会したいですね。このあたり喫茶店の激戦区。毎日熱く冷たい戦いが続いています。
於巢路さん「チョコレートパフェ」
由緒ただしきコーヒー専門店。看板は「55℃超低温抽出の日替わりコーヒー」
最初は、コーヒーめあてで入店しました。
●もより駅は……●
近鉄電車・上本町駅…徒歩約3分(ほぼ直結)
Osaka Metro(大阪メトロ)・谷町線・千日前線が近いです。
・谷町九丁目駅…徒歩約5分
「お時間が、かかりますが……」
当然です。ただでさえ真面目なコーヒー専門店でチョコレートパフェを頼む無謀。
店員さんの声もなんのその、キッパリ、待ちます宣言をしました。
うつわは、かき氷の器兼用といったところです。真ん中に、こんもり盛られたフルーツ。オレンジ・キーウィ・生パイン。そして定番のバナナと、金棒ポッキーまで。
ひかえめに砂糖のスプレーがパラリ。
「パフェ」というよりは、「ア・ラ・モード」のひらたい展開。
この形状は、全体の見渡しがよい。
腕も疲れません。食べるのが楽チン。
少し食べて、グラスの中を探る・あらためる・かきだす、という行為も省略できて無駄がないのです。
長いスプーンがグラスにぶつかりカチャカチャといった、音のストレスもなし。
平たいパフェ、普通にうまい!
チョコレートパフェは、まちがいないです。
オスロさんのパフェは生クリームひかえめなところもマル。なにもパフェ専用の器を使わなくてよいのだ。新しい発見。
店名のオスロ・於巢路。ノルウェーの首都かしら?
むかしの珈琲店、漢字三文字の店名が多かったです。当て字で読めなかった記憶あり。
「香豆里」「和蘭陀」など、懐かしい。
次回は、まじめに55℃超低温抽出コーヒーをいただこう。後ろ髪を引かれました。
ほんとうに、ありがとうございました。
袋布春向園さん「ミニ抹茶パフェ」
「袋布」と書いて「たふ」
むずかしい。「たいふ」と読んでしまいました。
創業160年の日本茶専門店。お茶の葉っぱを買うついでに。そんなテーブル三席。
老舗のちいさなパフェとは。
●もより駅は……●
Osaka Metro(大阪メトロ)・今福鶴見線・今里筋線
・蒲生四丁目駅…徒歩約5分
またまた登場の蒲生四丁目かいわいてす(通称:がもよん)
抹茶・ゆず・かき氷などの和のスイーツのイラスト。いやしの緑の吸引力は強く、メニューのイラスト上手ですね。
説明も丁寧です。柚子ミニパフェにも心は動きますが、日本茶専門店の自家製抹茶アイスを食べてみたいのです。
木のうつわです。プラスチックではありません。たしかにミニパフェです。大きめ湯呑みの大きさです。これはメニューのイラストがないと内容がわかりませんね。
やはり抹茶が濃い。画像ではわかりませんが、中にバニラアイスも入っています。
玄米茶も香ばしくて、ほっこり。
あっという間に完食。ちいさな和のパフェ。上質な抹茶アイス。こんな贅沢もたまにはいいですね。
◆ちかくに袋布春向園さんのジェラートのお店もオープンしました。
抹茶アイスがおいしかったので、移動しました。こちらは布袋春向園さんの工場のようです。テイクアウトのジェラートファクトリー。
胡椒をトッピング。暑いから、すぐ溶けてきました。味わうのは、もうすこし涼しくなってからですね。
選外・アカイトリさん「レモンのパフェ」
かつての名店・AKAITORI (アカイトリ)さん。心斎橋のココア専門店で、大阪のオールドファンにはおなじみのお店でした。
わたしは一回だけ行ったことがあります。
その後、惜しまれての閉店と、お引っ越しリニューアルオープン。
テレビにも出ました。全国区のココア専門店です。
●もより駅は……●
Osaka Metro(大阪メトロ)・谷町線・谷町6丁目駅…徒歩約5分
もとは大坂城の外堀で、埋め立てられての空堀商店街。
空襲の被害を逃れて、令和のいまも、むかしのまち。
かなり古そうな雑居ビル。建物の真ん中に共用階段があります。
このビルの中に、アカイトリさん。
いまはこじんまりと、カウンター席だけのお店になっています。
外には看板しかなくて、お店がわかりにくいのも、またおもしろい。
以前にネットでアカイトリさんを探すと、935円の「レモンのパフェ」を発見。これは行かねばなりません!
ビルの前で気がつきました。むかしの画像を見て1000円以下と思いこんでいました。確認不足の失敗。
この時、5月の初夏。反省として記し、選外としてパフェをいただきました。
もこもこ雲のような純白。かたい雲をつまんでみました。卵白のしろさ。パフェにメレンゲとは。
ずんぐりとしてるけど、うすいガラス。
ふんわりレモンが香ります。
香水をつけるときは足首に。アルコールの揮発で下から上に香りが、ほんのりたちのぼる。そんな、ひそやかなオシャレがある。
足元の細かいレモンピールも香水のようにいい仕事。
食べ続けても、ずっと下からレモンが香ります。
まわりは常連さんがぐるりと囲む。それぞれのココアを楽しむ都会の隠れ家。
夏の雲のような。さわやかなレモン。
ボツ原稿のパフェから、ピックアップいたしました。
パフェまとめ
◆急なメニューの変更・中止などがあります。
◆価格変更はご容赦ください。
◆営業時間・定休日・夏休みなど、必ず事前に確認しましょう。
◆個人の感想です。
◆『大阪・1000円以下のパフェ』1~6は、
マガジンにまとめてます。
皆さま、
ぽんぽんを冷やさないように。
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり、
ありがとうございます。
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