しゅわしゅわ高炭酸・天水湯さん
いつのまにか泡がつく。湯船の中の、じぶんの身体に。シュワシュワ、しゅわっ。炭酸の湯で、ほんわりと。
天水湯さん
銭湯の改装・リニューアルも例外なくあります。お店ですから。
天水湯さんの「高炭酸湯」ご存じですか?
ぷつぷつと泡が涌き出る湯船。
ぬるめのお湯に、つかっていると全身が細かい泡だらけ!
たしか2年前に導入されました。
「高炭酸」、「なんとかキンソン?」みたいなキツい炭酸水のようですが、ぜんぜん違います。
普通のぬるめのお湯です「高炭酸湯」
ジェットバスみたいに、ドバ~っと当たる感触でもありません。ご安心下さい。
天下茶屋
最寄り駅がふたつ。
大阪メトロ・堺筋線の天下茶屋駅。
堺筋線の南端で阪急電車も乗入れしています。ホームドアも付いていました。
車両が並ぶと、ここはドコ?と、なるかもしれません。
左側が阪急電車。右側が大阪メトロの車両です。
どちらも行き先は同じ方面。阪急の方が遠くまで行きます。
もうひとつは南海電車の天下茶屋駅。結構便利な大阪の西成区。
銭湯もたくさんあるのですよ。
それにしても「天下茶屋」とは、面白い名前というか、地名というか。
茶屋というから、茶店。
ここにあった茶店のお水で、千利休がお茶を点て、天下人・豊臣秀吉が一服。
よい水質だったそうです。
西成区・天下の茶屋……想像できませんが。
駅から3分の近さ
天下人の茶屋は、今はありませんが、銭湯ならあります。
下町のふつうの銭湯です。
天水湯さんの脱衣所には、ちっちゃな赤ちゃんの遊び場があります。
ゲートで囲んだところなので安心。ママさんたちも、すこしだけゆっくりと。
でも目を離してはいけませんね。
また、番台を改装してミニフロント式になりました。
暖簾をくぐると、男女の引き戸がありますが、入るとひとつの空間・フロントに。
脱衣所までワンクッションある方が寛げます。
「高濃度人工炭酸泉」難しいことは、わたしにもわかりません。
ぬるく感じますが、そのぶん長~く、お湯に浸かれます。
まわりのお客さまも、ず~っと、浸かっていました。
腕や足に炭酸の泡が、シュワシュワ・ぷつぷつ……なんとも気持ちがいいものです。
ヨーロッパでは「心臓の湯」などといってメジャーな存在だそうです。
いいお湯です。天下茶屋、いや天下湯屋ですね。
サウナは無料で、リニューアル後は、新品ヒノキの香り。
むかしは2階に露天風呂があったそうです。
その他、薬風呂もあり充実しています。銭湯も進化する。
ちっちゃな町の銭湯ながら、高炭酸のユニークさ、雑貨なども扱っていて、おもしろい銭湯。
ビン入り三ツ矢サイダー!
まだあるのですね。
銭湯に来たらペットボトルは忘れましょう。
ひさびさに王冠を開けました。ドキドキ。炭酸がプシューと噴き出す。
あぁ、この感触。栓抜きを引っかけて、ガコッ。
世代により「王冠ってなに?」「栓抜き?」って言われそうですね。
昭和は、ほぼビン入りドリンクだった。スチール缶・アルミ缶の飲料もあったけど、なんか鉄っぽいような味がした。(個人の感想です)
ガラスの感触と冷ややかさ。
昭和のビン入りドリンクは、なんでこんなに、おいし~い、のでしょうか。ゲップのおまけつき。
ここ天下茶屋は、麦や米のドリンク店?もたくさん。
湯上がりドリンク、いろいろ楽しめそうです。
そうそう、天水湯さんを出るときは、下駄箱の札失くさないで。
百五十円って書いてあるけど……駄目ですよ!
湯上がりは、あらためて、
高濃度炭酸で、カンパ~イ!
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。