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大阪コリアタウン(6)いくのパーク写真展「済州海女(チェジュ・ヘニョ)」

いくのパーク・みゆきもり小学校跡地の記事が続きます。
入り口にモノクロ巨大パネル。
これは韓国・済州島の海女(あま)さんの写真です。


写真展「済州海女チェジュヘニョ

チェジュ・ヘニョ
済州(島)の海女

海中メガネとスイムウェア。
おなじみ海女さんの姿です。
いくのパーク(みゆきもり小学校跡地)の玄関口で写真展がひらかれています。

いくのパーク
(みゆきもり小学校跡地)
大阪市生野区桃谷5-5-37

校区内に、大阪コリアタウン。
ここに住むひとびとのルーツは韓国・済州島さいしゅうとう
韓国の読みで「チェジュド」。
海女は「ヘニョ」
済州の海女で「チェジュヘニョ」です。


写真家 ヤン・ジョンフン氏

パンフレットより
パンフレットより海女の説明
パンフレット
いくのパーク内3階
済州 IN 大阪センター
パンフレットあります



ふるさと済州島

約100年前にたくさんの韓国のひとびとがやってきました。
直行便「日本丸」で済州島から大阪市生野区へ。
済州島では女性たちのおおくが海女として海に潜っていました。

済州海女

過酷のひとこと。ひとりで素潜り。アワビやサザエをとる技術。体力も必要な海の労働。
ことばもわからない日本にやってきた済州島の海女さんたち。
海の仕事より過酷だったにちがいない。

済州海女
階段の踊り場にも


大戦後、済州島に帰ることはかなわず大阪で暮らすひとびと。
海女さんのおおくは、かつて済州島で教育を受けられませんでした。
若いうちから海に潜っての仕事。母国のハングル文字も書けなかったそうです。

大阪コリアタウン歴史資料館

おもいだすのは、オルレ。ふるさと済州島の石畳の路地。せまいせまい通り道・ひとときの散歩道。くだける波。海風にさらわれるようなくらし。

トルハルバン(石のおじいさん)
大阪コリアタウン歴史資料館


高齢化の海女さん

2016年ユネスコ人類無形文化遺産を受ける済州海女のみなさん。
命がけで海の仕事、その海中メガネをとる顔は。


失礼ながら、おばさん、おばあさん。

いくのパークの海女さんは、未来へ泳いでいけるのでしょうか。
どんな仕事も後継者不足です。

モノクロの大きな写真は、こころの深いところまで写しだす。
海のなか天候の左右や、強い自然の圧力。息苦しい手さぐりの仕事。


みればみるほど海の底に沈むような不安。
それを手でかき分け、すすむ海女さんの姿。


陸にあがる。

いきるよろこび。


未来へかけてゆく海女さんの顔は。




◆この記事は
大阪コリアタウン歴史資料館を参考に作成いたしました。


毎週火曜日は
「フォト・イラスト」の日


いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり、
ありがとうございます。

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