漫画家生活60周年記念・青池保子展Contrail 航跡のかがやき
「青池保子展」!
おもわず声をあげたマンガファンも多いはず。あの青池保子先生の原画展。
少女マンガ・1970年なかばから、コアな男の世界は青池保子先生。
もうひとつの少女マンガの金字塔がここに。
青池保子展
1980年代、少女マンガは百花繚乱の時代に。萩尾望都先生・竹宮惠子先生・山岸凉子先生……書ききれないほどの、たくさんの作品に、みな酔いしれた。
「少佐」が好き。そんなファンが1人はいた。わたしが高校生のころだ。
青池保子先生の秘めたる輝き。
最大規模の博覧会です。
「漫画家生活60周年記念
青池保子展
Contrail 航跡のかがやき」
開催中です。Contrail とは「飛行機雲」のこと。
神戸市立小磯良平記念館
■2023年7月15日(土)~9月24日(日)
■青池保子展の入館料■
■一般・1000円 大学生・500円
高校生以下無料(団体割引あり)
■10:00~17:00(入館は16:30まで)
■毎週月曜休館 (9月19日は開館)
■展示室1・2 (原画300点以上)
神戸市立・小磯記念美術館
兵庫県神戸市の六甲アイランド(人工島)
もちろん島なので、六甲ライナーというモノレールで行き来します。
余談ですが六甲アイランドは贅沢な島。
・神戸市立小磯記念美術館
・神戸ゆかりの美術館
・神戸ファッション美術館。
美術館は、三館あるのです。
今回の「青池保子展」会場は、神戸市立小磯記念美術館です。
敷地内に洋画家・小磯良平の作品とアトリエが再現されています。
●交通アクセス・もより駅は……
六甲ライナー「アイランド北口駅」
(小磯記念美術館前) 西へ徒歩すぐ
★大阪・神戸方面よりJR利用の場合…JR住吉駅のりかえ六甲ライナー約7分
★阪神電車の場合…魚崎駅のりかえ六甲ライナー約5分
六甲ライナーで山と海の風景を。
現実世界から芸術の島へ まいりましょう。
撮影可能ポイント
館内の作品は撮影不可です。ご注意ください。美術館外壁・展示室入り口・出口の撮影ポイントのみです。
グッズは美術館入り口にて販売。原画が膨大な量です。わたしは時間が足りずグッズまで観れませんでした。
美術館併設の「コイソ・カフェ」は、ドリンクのみの販売です。事前にお食事をすませてください。
わたしはネットを見て「コイソ・カフェ」のカレーライスをあてにして空腹で行きました。
ドリンクしかなく暑い中、また外へ出てレストランを探すはめに。
皆さま、お気をつけてください。
テカテカしてしまいました。現在の絵柄です。やはり美しい。
展示作品には青池保子先生のキャプション・コメントもあります。製作の裏話や、こだわったところなど生の声。
こちらも見逃さないでください。
青池保子先生の原画の数々。墨と朱色の2色カラー原稿もあり、懐かしい。むかしの雑誌の紙の香りがよみがえります。
カラー原画の美しさ。とくに「青」がヨーロッパや北欧のキャラクターを引き立てます。深みと影。
修正のあとがなく、踊るような髪の毛、ビロードの重厚な衣装、繊細なレース。精密ながら優雅な描線に、うっとりします。
帆船・荒れる海のしぶき。戦車や拳銃にいたるまで少女マンガの域をこえた表現力やストーリーを堪能できる展覧会です。
青池保子先生の表現のひとつ。タバコ、というよりは煙草。
いまではマンガでも喫煙者は少なくなりました。
少佐は撮影ポイントで煙草は吸っていません。
これも時代を感じますね。
愛すべき美形・メインキャラクターのほかにも「見ろのビーナス」「聖徳太子」「ヒース、わたしも見て!」などのコミカルな世界も。めくるめく青池ワールドに涙します。
青池保子展まとめ・概要
●こちら神戸市・小磯記念美術館のサイトはイラスト満載です。
概要もよくわかります。
ぜひご覧ください。
会期中のイベント
青池保子先生サイン会などもありますよ。
欧州の歴史大作「中世三部作」も読んでみたくなりました。
あのころに もどれないけど
あのひとたちに あえるなんて。
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり、
ありがとうございます。