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天上のバレエ・地上のダンス(49)拒絶反応

高校のダンス部。「モダンダンス」
1970年代のおわり。まだまだダンスって何だろうの時代だったのです。どちらかというとチャラチャラ、不良っぽいイメージ。いまとは、えらい違いです。



芸能人の振り付けダンス

女性グループの昭和歌謡曲。テレビから軽快な音楽と歌声。マイクを持っての手ぶり・足ふり。何時の世もアイドルは踊る。

そう、あの頃の流行はやりはピンクレディーやキャンディーズ。小学生の高学年。みんな真似してました。踊っていました。


あれが、わたしのダンスのはじめ。
いつも歌謡曲にはダンスがありました。歌手は、後ろで踊る大勢のダンサーを引き連れて。ダンスの認識は、それぐらい。
どちらかというとテレビ用・芸能人のステージ用が「ダンス」でした。

ストリートダンス・ブレイクダンス、まだまだ日本人には馴染みがなかったのです。


高校の部活動

マイナーながら、ダンスはほかに社交ダンス、フラメンコなども、ありました。このふたつは高校のクラブでは習得が難しい。ヒールを履きますし。


わたしの行っていた高校では「モダンダンス」という名前の部がありました。「モンキーダンス」では、ありません。やっぱり夜にみんなが集まるディスコダンスのたぐい。

学校では、顔をしかめるのがダンス。
週二回の活動日。外部の先生が来てのレッスンは週一回。それにしても先生は卒業生なのか、少ない謝礼で教えに来てくれていました。
いまもむかしも部活動の先生はボランティア程度、お金にはなりませんね。


やはり後悔

なんか違う……。じぶんのやりたいダンスはバレエだった。高校のモダンダンス部に入ったものの大失敗。
見学しなかった、じぶんの責任。こんなとき、誰かに相談したりもできない。モヤモヤモヤ。

体当たりと失敗の十代。効率も悪いし、コミュニケーションも取れないのはソンのひとこと。渦中の本人は気がつかず、情けない。


なんでバレエをやめてしまったのだろう


そのあたりを、ぐるぐる。
おなじ踊りなのに、ジャンルが違うと乗りきれず手足が縮むのでした。拒絶反応。
すぐに切り替えて、モダンダンスを楽しめばよかった。不器用でしたね。


あの頃、夢中だったテレビの芸能人の踊り。なにも考えずにコピーしてるだけだった。音楽に合わせてキャッキャッと。間違えても平気!
ただ……楽しかった。


そして、気がついてしまった。


わたしは、あの頃から、
かなり大きくなってしまっていたことに。

目から汗が、ふきでて止まらなかった。



毎週木曜日は
「バレエ・ダンス」の日

いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり、
ありがとうございます。

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