鉄道・乗スタル爺
たまに鉄分補給をします。
わたしは若い時から貧血でしたので。
ばぁさん、だけど今日は爺さん。
懐かしのあの頃へ。
鉄道・乗スタル爺
(語呂・語感を優先して「爺」を当て字にします。ご容赦ください)
国鉄時代の乗スタル爺
「JR」、むかしは何といっていたのでしょうか?
「国鉄」(日本国有鉄道)ですね。
『ディスカバー・ジャパン』
『いい日旅立ち』…国鉄というだけで懐かしい。
1987年(昭和62)・国鉄が民営化され、JRになりました。
もう30年以上も前になりますか。
「国鉄」の上から文字だけ消して「JR」に。
おおらかな時代。看板の全体をどうぞ。
自転車置場は駐車場に併設?
ここに停めるのかしら。
はて、七ヶ所もあったかな?
まだ駐輪場というコトバは使ってなかったのかもしれません。
思い出せない、乗スタル爺。
パタパタ
ちょっとこれは「パタパタ」ではないですが。いまや、これも珍しいタイプです。
ホームから電車が発車すると、頭上でカシャカシャ、パタパタパタン。
あの音。昭和の歌謡番組の『ザ・ベストテン』とか。ちょっとワクワクしていました。
令和のいま。行き先は音もなく。
人生は急行なのか、各駅停車なのか。
いずれにせよ終着駅は、ひとつ。
いつ到着なのかわからない。
乗スタル爺。
改札パンチ
自動改札機が鎮座する、駅の出入り口。もちろん、むかしはここに駅員さんが座っていました。
そのころ、切符も硬い紙。手には切符に穴を開けるハサミを持って。
パチパチぱちぱち。ラッシュ時間のハサミ大合唱と、足下の粉雪。
粉雪は、いつ掃除してたのだろう。
ターミナル駅はいつも積雪。
改札パンチ
乗スタル爺。
きっぷ売り場
ガラスの真ん中。穴がポツポツ。
刑務所の面会シーンと似ていたね。
お皿、覚えてますか?
特急券を買うときの、石の分厚いお皿。木のお皿も。
ちょっとカッコ良かった。
ちょっと、よそ行き。
ヒンヤリ、クール。お金と切符の受け渡し。
いまは別の事情で、どこでもトレイの受け渡し。
窓口は、なくなってしまいました。
時代は自動券売機やネット予約。
石のお皿はそのままに。半分、出てます。
乗スタル爺。
大阪市の秘境駅
戦前にできた駅舎。ずっとこのまま。
映画のセットのようです。
南海電車・汐見橋線・|木津川《きづがわ》駅。
無人駅。かつての窓口のちっちゃいお皿と台は木製です。
1時間に2本しか電車は来ません。
大阪市内とは思えない風景。お客さんは、1日に100人ほど。
二両編成の電車が、のんびり走ります。
廃線にならないのが不思議です。
汐見橋駅~岸里玉出駅。
6駅・約5キロのローカル線。
時間が止まった線路と踏切。
鉄分補給できました。
乗らないけど、爺じゃないけど。
気分は、
乗スタル爺。
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
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