相手が本当に欲しいのはフィードバック?それともアドバイス?
こんばんは、しづかです。
この時期って、年末モードで少しゆったりとした空気が流れているものだと思っていたのですが…
今日はなんと打ち合わせ7本!(商談ではなく、社内外の定例や企画会議です)
「ちょっと多いかな…」と思いつつも、すべて有意義な時間でしたし、来年の企画が形になっていく手応えを感じられた1日でした。こういう瞬間って、やっぱりワクワクしますよね。
さて、本日は「フィードバックとアドバイスの違い」の話です。
あなたは、この2つの違いを明確に説明できますか?
フィードバックとアドバイスの違いとは?
フィードバックとアドバイスは似ていますが、目的や役割が異なります。
まずフィードバックは、今の状態や行動を振り返り、客観的な評価や気づきを伝えるものです。例えば
「今回の商談は、相手の課題をしっかり引き出せていたね。ただ、クロージングの部分が少し弱く感じたから、次はもう少し自信を持って伝えられると良いかも」
このように、良い点と改善点をセットで伝えることで、相手が自分の「現在地」を理解できるのがフィードバックです。
一方でアドバイスは、未来の行動や改善方法について具体的な指針を示すものです。例えば
「次回は、最初に結論を伝えてから課題をヒアリングしてみて。そうすると相手の理解が深まるし、商談全体がもっと効率的になるよ」
こちらは「どうすれば良くなるか?」という具体的な行動を示す点が特徴です。
似ているけれど、目的が違う
フィードバックは、あくまで「現状を振り返るための評価」ですが、アドバイスは「未来に向けた助言」です。
• フィードバック → 「今、どこに立っているのか」を伝える。
• アドバイス → 「どこへ進めば良いのか」を示す。
この違いを理解せずに使ってしまうと、相手の受け取り方にズレが生じることがあります。
受け手が何を求めているのか?
よく「アドバイスは上から目線だ」とか「フィードバックが成長につながる」と言われることもありますが、どちらが良いかは受け手が何を求めているか次第だと思うんです。
例えば
• 「自分の良い点や改善点を知りたい!」 → フィードバックが欲しい。
• 「どうすればもっと良くなるか教えてほしい!」 → アドバイスが欲しい。
もし相手が「今の自分を知りたい」と思っているのに、具体的なアドバイスばかりを伝えると、「今の努力を評価してもらえない…」と感じてしまうかもしれません。
逆に「具体的な指針が欲しい」のに、評価や振り返りばかりだと、物足りなさを感じることも。
だからこそ
「今、何が必要か?」 を確認するひと手間が大事だな、と考えています。
コミュニケーションの質を高めるために
たとえば、こんなふうにやり取りの最初に確認してみると良いかもしれません。
• 「フィードバックが欲しいです。自分の良かったところや改善点を教えてください」
• 「アドバイスが欲しいので、具体的な方法や考え方を教えてもらえますか?」
相手が何を求めているのかが明確になることで、期待する答えが返ってきやすくなり、コミュニケーションのすれ違いが減ります。
フィードバックは現在地、アドバイスは未来への地図
フィードバックは「相手の今」を示し、アドバイスは「相手のこれから」を導くものです。
わたし自身、この違いを改めて意識するようになりましたし、メンバーへの伝え方にも一工夫加えよう、と考えるようになりました。
• 相手が今何を求めているのか?
• フィードバックとアドバイス、どちらが最適なのか?
この2つを意識するだけで、メンバーとのコミュニケーションがより深く、意味のあるものになると思います。
あなたは最近、フィードバックとアドバイスをどう使い分けていますか?
もし意識していなかったなと感じたら、ぜひ明日から試してみてくださいね。
それでは、また明日!