見出し画像

BizOps初心者の挑戦記録 ~ゼロから始めるOpsの世界~

この記事はBizOpsアドベントカレンダー2024 21日目の記事です
昨日は牛田哲也さんの『BizOpsで実践している課題解決の型』 でした!

BizOpsアドベントカレンダー2024

こんばんは、しづかです

わたしが大切にしていることのひとつは、「迷ったら手をあげる」

今日もその精神で、BizOpsアドベントカレンダーに挑戦です!
まだ「BizOpsって何?!」という状態ですが、初心者の視点だからこそ感じたことを素直に書いてみようと思います。
勢い大事!

今のわたしのバックグラウンド

仕事での主な役割や経験

• 現職:IS(インサイドセールス)マネージャー歴:3年

SaaSサービス事業。新卒メンバーを率いて数字を作りながら、仕組み化やチームビルディングを進めています。

• 前職:システム開発のSE/PM

プロジェクト管理から実際の開発まで手を動かしていました。

• その他の経験

声優したりボードゲーム作ったり、デザインをしたり、イベント運営に携わったり、色々手を出してきました(笑)

今いちばん興味があること

組織やチーム成長の仕組み化。仕組みを整えれば仕事は絶対楽になる。
仕事は楽しいけれど、無駄は徹底的に省きたい。仕組みで解決出来るともっと楽しくなる。そんな想いが強いです。

▼経歴詳細はこちら

BizOpsに興味を持ったきっかけ

最近、SalesOpsのプロジェクトを始動させました。

最初は「Ops」という言葉も知らなくて、単純に「営業の仕組み化を進めたい!」という課題感から調べ始めました。
すると、SalesOpsには「プロセスを整える」「データを活用する」「システムを導入する」など、営業を仕組みで支える重要な役割があることを知りました。

でも、それを掘り下げていくと「これってSalesOpsだけでなく、もっと広い視点が必要では?」と思う場面が増えてきたんです。
そしてBizOpsという世界にたどり着き、「これはもう飛び込むしかない!」とコミュニティのイベントに参加してみることにしました。

ここだけの話

最初にSalesOpsという言葉を知った時、まったく理解できなくて、ひたすらGoogle先生とAIに頼りました(笑)
その時、「データを使って営業を支える」と言われて、「レポートを作る仕事?」くらいに思ってたんです。全然わかってなかったですね…。
その後、SalesOpsについて先駆者の大先輩方に1on1していただいて、ようやくやることが見えてきました…ありがたい😭

BizOpsのいまの印象

BizOpsコミュニティに飛び込んでみて感じたことを、率直に書いてみます。

1. 知識の広さが問われる世界!

SaaSカオスマップに載っているサービス、全部知っているのでは?と思うくらい情報が多い。特にシステムやツールについての知識は必須っぽいです。

2. 部門長との連携がカギ

BizOpsに限らず、Ops全般で言えることですが、各部門長との協力体制がとても重要。人とのコミュニケーション能力がかなり求められる印象です。

3. やることはシステム開発と似ている部分も

「設計して仕組みを作る」「プロジェクトを管理して推進する」など、以前のSE/PM経験が活かせそうだと感じました。

4. コミュニティの温かさ

皆さん本当に優しくて。各社の似た課題を経験され共有いただいたりして、社外に仲間がいる安心感があります。「ひとりで悩まなくていいんだ」と思えました。

BizOpsってボドゲみたいだなぁという感想

「Opsって、まるでボードゲームのルールブックみたいだな」と感じました。
プレイヤー(チーム)が楽しく効率よくゲームを進めるためには、ルール(プロセス)が整理されていて、必要なコマやカード(ツール)が揃っていることが重要です。さらに、進行をスムーズにする仕組みとできればGM(ゲームマスター)が整っていると、みんなが迷うことなく目標に向かえる。Opsは、そんなルールブックのように全体を支える存在だと感じています。

BizOpsをゼロから立ち上げるために必要なスキル(個人の見解)

いつかBizOpsに挑戦したいと考えている今、全てが手探りです。
でも、コミュニティでの学びをもとに、「こういうスキルが必要なんじゃないかな?」と感じたポイントを整理してみました。

1. 経営視点で話せる知見・知識

BizOpsは、会社の全体最適を目指す役割だと思っています。
だからこそ、経営陣の考え方を理解し、その言葉で会話できることが求められるのではないかと考えています。
具体的には
• 売上、コスト、利益率といった財務指標の理解。
• 「今期の目標をどう実現するか?」という中長期の目線。
• 経営陣が何に困っているのかを引き出し、それを解決できる提案力。

わたし自身、これまでは自チームの目標に集中してきたので、こうした経営視点のスキルは今後さらに磨いていきたい部分です。

2. バックオフィス〜開発・営業まで、各チームの動きやミッションの把握

BizOpsは、会社のあらゆる部門と関わる仕事です。
そのため、各チームが何を目指し、どんなプロセスで動いているのかを把握する必要があります。

たとえば
• バックオフィス:請求書処理や契約管理のプロセスをどう効率化するか?
• 開発チーム:プロダクトリリースのロードマップが営業やマーケにどんな影響を与えるか?
• 営業チーム:どのプロセスでボトルネックが発生し、何がその解決策になるのか?

わたしの場合、営業チームのマネジメント経験があるので、IS(インサイドセールス)の動きはわかりますが、他部門のミッションや課題は未知の領域が多いです。
まずは1つずつ、各部門と対話しながら全体像を掴んでいきたいと思っています。

3. 部門長やマネージャーと協力するコミュニケーション能力

BizOpsは1人ではできません。
むしろ、各部門のマネージャーや現場チームと連携しながら進めていく仕事だと思います。

そのために必要なのは、以下のようなコミュニケーションスキルではないかと考えています
• 各部門のマネージャーと対等に話せる関係性を築く。
• 課題感を共有しつつ、相手の立場を理解して解決策を提案する。
• 合意形成をスムーズに進め、全員が納得して動ける状況を作る。

特に未経験の立場からスタートする場合、まずは「聞く力」を重視したいと考えています。
相手の言葉を引き出し、「この人なら信頼できる」と思ってもらえるような姿勢が重要だと思います。

4. データベース思考と分析力、仮説検証スキル

BizOpsでは、感覚や直感だけで進めるわけにはいきません。
むしろ、データをもとに現状を分析し、課題を特定し、仮説を立てて検証していくスキルが求められると感じています。

たとえば
• 営業プロセスの各フェーズのデータを収集し、どこが課題になっているかを明らかにする。
• マーケティングの施策ごとの成果を比較し、効果の高い施策にリソースを集中させる。
• チームの稼働状況を可視化し、生産性を高める施策を設計する。

データに基づいた意思決定を支えるOpsの役割は、SE/PM時代の経験とも共通点が多い部分だと感じています。

5. 推進力、遂行力、プロジェクト管理能力

BizOpsは「考えるだけ」では終わりません。
考えたことを実行に移し、それを定着させるところまで推進する力が必要だと思います。

たとえば
• 新しいCRMツールを導入する場合、要件定義からトレーニングまでを一気通貫で進める。
• 営業プロセスを改善するために、関係者を巻き込みながら変更を定着させる。
• 定期的にKPIをレビューし、成果が出ていなければ施策を修正する。

PMとして培ったプロジェクト管理スキルは活かせそうですが、Opsの推進にはさらに強い「巻き込み力」が必要だと感じています。

BizOpsは「全体を俯瞰し、細部に入る」仕事

未経験だからこそ、BizOpsの役割は「全体を俯瞰する視点」と「細部に入り込む実行力」の両方が求められると感じています。
会社全体を大きく動かす仕組みを作る仕事。まだまだわからないことばかりですが、少しずつ前進していきたいと思います!

改めて、BizOpsって何?

最初は、「システム導入や設計をする人たち?」と思っていましたが、全然違いました!

BizOpsとは、ビジネス全体を設計すること。
そのためにシステムやデータを活用し、人が再現可能な行動を推進する仕組みを作ることだと今はそう理解しています。

Opsとマネジメントの共通点

人を変えるのは簡単ではありません。でも、行動が変われば考え方が変わるかもしれない。
Opsの仕組み作りは、マネジメントととても近しい部分があると感じています。

たとえば、営業チームの行動が変わると、自然と数字に対する考え方も変わっていく。これを仕組みで支えるのがOpsの面白さなのかな、と思っています。

最後に

BizOpsは、奥が深くて少し苦しそう。でも、だからこそ挑戦したくなる魅力があります!
まだまだ正直スタートが切れるまでに数年はかかるだろうと感じています。
ですが、迷ったら手をあげる精神で、これからもどんどん進んでいきたいです。

この度、このような機会をくださった一般社団法人BizOps協会の祖川さんと、背中を押してくださったみきひこさんに感謝を。
Opsの先輩の皆さま!体験談やアドバイス、ぜひ教えてください!
最後まで読んでくださりありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!