あける と ひらく
一井優希さんの個人セッションを受け始めて半年ほど経ちます。色々な変化が私に起きていて、目で見て分かる事もあれば、目には見えない感覚的な事もあり。その言語化を、まずは直近の個人セッションで実感した事々について、やってみます。
声と響きの専門家、ご自身がステージに立つアーティストでもある一井優希さん。ホームページはこちらです。
優希さんにサポートお願いしているのは、ヨーガ指導するとき、声がかれやすい、心身が緊張しやすいのを何とかしたいということ。それから、いま出ている声とは違う「本来の響き」というものが私にあるなら(優希さんは「ある」と)実感してみたいと、個人的な希望もお願いしています。
これまでのセッションで、肉体の様々な部位がリキみながら発声してると判明していて、今回はそれを緩めるワークを教わりました。ターゲットはアゴ。頬に手の平をあてて下にゆーっくり滑らせていく。重力に任せるようにアゴを脱力しようとする。そうやって、アゴを「開ける」と、アゴが「開く」の違いを感じ取ろうというワークです。
アゴに力を入れながら「あける」
アゴが脱力した「ひらく」
目を閉じて体感する時間を日常生活のなかに作りました。
アゴの脱力、苦戦しましたぁ。教わったワークも含め、あぁかな?こぉかな?試行錯誤。力を抜く感覚が分かるまでが長かったなぁ。リキむのが当たり前になってるんですね。
下アゴが下がって受け口になる感じ?これがアゴ脱力?という所までなんとか辿り着き、そして気づいたのが、ベロもセットでリキんでることでした。ベロの根っこを固くしてると、優希さんは当初から指摘してくれてましたが、ようやく実感。ベロが緩んでるって、羽毛布団がフワフワ、フワーンと口の中で横たわったようと発見。重たいものがペッタンコになってるイメージだった😅。
アゴ、ベロが緩んで「ひらく」が分かったかもってなると、日常で歯をグっと噛み占めてるのに気づきが良くなりました。グルグル考え事してるとそうなってる。癖ですね。
アゴ、ベロのリキみと合わせて、首の後ろに力が入るのも癖。あるオンライン講座のアーカイブで、私が喋ってる動画を視聴できたのがよかった。癖を出してる自分を目撃。後方に引いた首に力が入って、後ろに声がくぐもってるように聞こえました。声が前に向かって出てないのです。喋るスピードはゆっくりなんですよ。言葉も選んでいる。落ち着いているように見える…けど、声に違和感。声の緊張ってこれだわ。
この声の緊張を緩めたらどうなるのかな。声の響きが変わって、相手に伝わるものが変わりそう。単に言葉を話しているだけでない、音を発しているだけでもない何かが伝わりそう。そこを感知できるようになったら、私自身の在り方も変わりそう。優希さんのセッションを受けて新しい楽しみができました。
それから、セッション受けるようになって、しばらくしてから気づいたんですが、今やってることって…ヨーガと同じだったぁ。
優希さんは「癖はすぐ戻るから毎日子育てするように」ケアしてあげてと言われます。私が指導しているヨーガ療法でも「自己客観視せよ」って言います。今の状態に気づいて選び直す、の繰り返し、なんです、どちらも。
それなりにヨーガやってきて、心理の勉強もやってきて、自分の心身の癖をまぁまぁ気づいているつもりでした。ですが!「声」ではやってなかったなぁ。そういう切り口があるという発想がなかったなぁ。
ここにきて肉体回帰です。ベロとかアゴとか振動とか、とにかく体感を意識。体と声にコツコツ淡々と向き合う日々になっています。