![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68615287/rectangle_large_type_2_b38dc3aab1c25f748d81ba1b2a5346ee.png?width=1200)
ダークソウルと金枝 8
さて、いよいよ『金枝篇』解説も終わり、本格的に『ダークソウル』世界の事を語っていきたいと思います。
前回はこちら。
前回までに解説した『金枝篇』における、”森の王”の風習。概ねそれは『ダークソウル』における、”薪の王”と対応したものでした。
”森の王”は太陽の化身とされたウィルビウスという神の称号で、聖なる枝を折った逃亡奴隷によって殺され、その魂が継がれた
”薪の王”は太陽の光の王グウィンが始まりの火を継いで得た称号で、追放された不死人などによってその玉座を継がれた
非常に乱暴にまとめた形ですが、まあ、間違ってはいないでしょう。
しかし、『金枝篇』という本の題にとられている通り、”森の王”の決闘に欠かせないヤドリギの枝、”金枝”というものは重要な存在です。しかし、”薪の王”を継ぐ火継ぎの儀式において、この”金枝”は何に相当するものなのでしょうか。
『ダークソウル』に見られる、”金枝”と思われるもの
見出しが長いですが、今はあくまで”金枝”と思われるものを紹介します。
前回解説した通り、それは聖なるオークのヤドリギ。”森の王”の魂ともいうべき物体で、それを手にしたことで単なる逃亡奴隷が、神の化身を殺すことが出来ると信じられたものです。
間接的に相手を倒すきっかけとなるもの、そのものが武器となるようなものなどを考えてみました。
螺旋の剣
まず一番に考えられるものとして、3の「灰の審判者グンダ」に刺さっていた”螺旋の剣”は、おそらくこれを意識したものでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1640099825941-JWlbAM4IH6.jpg?width=1200)
寄生樹のように”人の膿”がその身体から生え出で、彼自身は死んだように眠っている。
こうしてみると、グンダ自身の得物も基本は螺旋の鉄棒だとわかる。
この屈強な英雄の体に寄生した”人の膿”と、映画「もののけ姫」のタタリ神の連想。彼らの体内から出た、”螺旋の剣”と”鉄のつぶて”。この両者、最初の強敵と、それから得た何かを手に冒険する英雄という構図から、私自身の『金枝篇』と諸作品の考察は始まりました。
最終的に、ダークソウル3の”火のない灰”はこの剣によって付けた篝火から”始まりの火の炉”へ転送し、"王たちの化身”と戦います。そして「もののけ姫」では、タタリ神の体内から出たものとは違うでしょうが、同じ”鉄のつぶて”が、シシ神の首を射抜きました。
この鉄の武器によって”神殺し”は成り、一つの”金枝”の表現と言えるでしょう。
王たちのソウル、薪
『ダークソウル』シリーズにおけるストーリーの多くの部分は、この王たちのソウルや薪となる首級を集める過程となります。2ではもう少しそのあたりが複雑ですが、3においては大部分がこのための冒険です。
初代、3ではこのソウルや薪を集めることで始まりの火の次元へ行き来することが出来、火の炉にいる”薪の王”という存在はそれまで触れ得ざる存在です。また、これが過去の王たちの魂や力の象徴であることは明白で、これもまた『ダークソウル』における『金枝』の例の一つでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1640415800424-X0Sr8Rf85e.jpg?width=1200)
しかしこれらはあくまで火の炉への扉を開くカギであり、その先へは持ち込むことが出来ない。果たして真に”薪の王グウィン”を妥当しえた”金枝”とは何なのか。あるいはこの器を満たすことがこの儀式であり、その後の事はすべて形而上的なものなのかもしれない。
カアスはこの後にさらに試練があることを告げるが、フラムトはこの時点で新たな大王が生まれたことを感激し、この奥に待つ彼の友人について何も述べない。
しかし少し疑問にも思う部分もあり、先の”螺旋の剣”もそうであるように、これらはバルドルに対するヤドリギのような劇的な効果は持ちません。
もともと”金枝”とは折り取っておくことで王を殺せるようになる、と信じられたものなので、それでいいのかもしれません。しかしダークソウルの世界には、他にヤドリギのような効果を持ったものはあります。
ストームルーラー
明らかに、王自身の力と思われるもので、王を倒す例。それがダークソウル3における、”巨人ヨーム”に対する”ストームルーラー”でしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1640101016234-l5I82kdf2N.jpg?width=1200)
ダメージ数値は驚異の8725ダメージ。恐ろしい力だが、それよりもその数値で1/3も削れていないヨームの体力に驚く。しかし、この武器や魔法を使わずに倒す縛りプレイも存在するので、人の執念にはさらに驚かされる。
同社の「デモンズソウル」からのセルフオマージュでもありますが、あちらも空を飛ぶ”嵐の王”を倒す鍵となる武器です。こちらでは、このヨームの玉座、「デモンズソウル」では”嵐の王”のステージの石碑(?)のようなものの近くに刺さっており、彼らを神や王と祀る祭器のような存在でもあったでしょう。
このストームルーラーは、もともとヨームの持っていたうちの一本。
大樹と巨人。灰の時代の大樹と竜。そして、竜の尾からでるドラゴンウェポンとストームルーラーは、この作品中での連想関係でつながっており、巨人ヨームとこの武器は何かの強い繋がりがあるはずです。
神聖武器と邪教武器
この神聖武器や邪教武器はそれぞれ対となる属性で、それぞれを司る神と邪神の力を宿し、互いの弱点となる武器である……かと思いきや、このゲームではおそらく違います。
神聖武器がおそらくニト自身の死の力からできており、彼の死霊を操る力を封じます。
邪教武器はおそらくアノールロンドの神々の力由来で、彼ら自身の弱点でもあります。
この武器やその設定はアイテムテキストなどでも曖昧に書かれており、はっきりそうだと断言はできないですが、大筋では間違っていないと思います。
それぞれの武器の強化に必要な種火は、”大きな聖職の種火”がニト様のおわす巨人墓場に、邪教武器を強化する”暗い種火”が、アノールロンドの奥、エレーミアス絵画世界に隠されています。
邪教武器のほうも神聖武器と同じく、強化材料はニトのいる巨人墓場で採れる、”白い楔石の塊”です。ただし、邪教武器に関するものは神々やそれを崇める白教によってタブーや禁忌とされていることが書かれますが、その関連物もまたアノールロンドやその中にある絵画世界に多いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1640102984249-nCw1OsKPQL.jpg?width=1200)
この場所にはグウィンの盟友と言われるハベルの武器、盾、鎧が残され、それらのほうはなぜ隠されているのかは謎。また神を追われた”貪欲者”がこの武器を持っていたことも、奇妙です。
ただ初代『ダークソウル』でマップで取得できる派生武器は、基本的にすべて貪欲者の持ち物。
以上の例によって、なにかその人物の力由来のものが、その人物にとっての弱点となる、という『金枝篇』にもあった仮説は『ダークソウル』世界でもある程度通用するものと考えていいと思います。その他にも幽霊に対する呪い状態や幽霊自身からとれる武器、彼らに対する深淵の力を得たアルトリウスの大剣などもその例でしょう。
こうした同質性の法則は、『金枝篇』の解説でも述べた通り”金枝”のメカニズムのひとつであり、その重要な作用です。
『ダークソウル』の外在の魂
以上が『ダークソウル』における”金枝”と思われるもののですが、それに対して己の魂を外に置き、不死となった例を見てみましょう。
何度も言いますが”森の王”や”バルドル”の魂はオークの木のヤドリギに宿っており、それが”金枝”と呼ばれました。彼らの外在の魂であるこれを折り取ることによって、彼らを殺すことが出来るようになります。
逆説的に、それまで彼らの肉体は、尋常の手段では殺せないものと考えられたはずです。
天使、巡礼の蝶
これらは、以前にも紹介した外在の魂を持つもの、と思しきものです。
どちらも3の敵で、”巡礼の蝶”はボス”竜狩りの鎧”のお邪魔キャラ。”天使”はDLC”輪の都”の、輪の都につく前の吹き溜まりというステージで、攻略の邪魔をしてくるお邪魔キャラです。
どちらも宙に浮いており、遠距離攻撃でなければ攻撃は不可能。天使のほうは、そもそも攻撃しても完全に倒すことは出来ません。しかし、地上で彼らを操っている、あるいは操られているほうを倒すと、勝手に向こうも死んでしまいます。
どっちが本体でどっちに魂を分けているとか、詳しいことは分からないですが、これは魂が遠くにあるために肉体は不死であれるという例でしょう。あるいはあの天使の姿が、巡礼者たちの抜け出した魂の一部だったのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1640414739100-L4zDCSiVBz.jpg?width=1200)
こうしてみると、”古龍への道”のポーズをとった亡者のようにも見える。何故”竜狩りの鎧”をこの蝶が操っていたのか不明だが、のちにDLCでとれる”溶鉄の竜狩りの鎧”には、この戦いの事を指してか、あの鎧が「狩りの記憶に支配され」動いたように書かれている。
ウロコの無いのシース
ウロコのないシースは、今の我々と同じく、不死について探究した存在です。しかも不死人のような死んで蘇るタイプではなく、完全なる不死、朽ちぬ古竜を目指しました。
彼のこの不死の探究は、しかしアノールロンドの火防女によると、”不死のウロコの探究”なのだそうです。彼は自らに鱗がないために不死ではなく、そのために鱗を欲したのでしょう。
しかしさらにローガンによると、彼が裏切りによって古竜から奪ったもの、そして探究の末に得たものは、”原始結晶”とよばれる何かです。これは実際に結晶洞窟でシースと戦う時に見られるもので、攻撃するか、シース自身に攻撃させることで簡単に壊れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1640415289112-6Nhdtwq6n6.jpg?width=1200)
今の時点では倒すことも、近接攻撃でダメージを与えることもできない。
六枚の羽をもち結晶の中に埋まり、ダンテの神曲に書かれた”コキュートスに封じられたルシフェル”の姿にもにている。神を裏切った堕天使ルシフェルは、コキュートスでイスカリオテのユダを噛みながら、黙示録の日を待っている。この氷の地獄は、裏切り者の末路とされる。
彼はそれが破壊されると、それまで持っていた急速な回復能力を失い、尻尾を追わない限り割と簡単に倒せます。
この”それを破壊されるとすぐさま死ぬ”のとは違うタイプの不死は、複数の魂を持っているという事かもしれません。グウィンからもらっていた”王のソウル”、つまりもらい受けた魂で体が動いており、原始結晶の中に自らの魂を封じていたのかもしれません。
『金枝篇』にもこの外在の魂によって魂を複数持つ存在は語られますし、ハリーポッターの「名前を言ってはいけないあの人」も、このとおりです。複数の魂、複数の外在の魂を持てば、それが一つ壊されても大丈夫なのです。
バルドルや”森の王”がオークのヤドリギの枝を折られただけでは死なず、投げつけるかそれを所持して倒す必要があるのも、この複数の魂という考え方でしょう。
混沌の萎えどころ
”混沌の苗床”は簡単に倒せる人もいれば、どこに壺を投げたらいいかわからない人、プロロ使って倒す人、真正直にやって勝てる人、何度も篝火とを往復する人とがおり。『ダークソウル』周回プレイにおける、随一の萎えどころです。
しかし考察的には非常に面白く、始まりの火を作ろうとしたという伝説、イザリス崩壊の謎、混沌のデーモンたちは何によってできたのか、というような様々な謎の多いステージでもあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1640109664060-JcBhXTyDuP.jpg?width=1200)
両脇に何かによって封印が施されており、樹木の体をした女性のようなものが見える。
この封印を解くと敵は背から”炎をまとった木の枝の化け物”のようなものを出し始め、このステージも崩壊していく。
分かることは、この化け物の下に本当の苗床の存在があり、それを倒さなければならないという事です。封印を破るたび背から出てくるアレは何なのか。アレが暴走することで本体までの道が開きますが、封印していたのは誰でどうやって行っていたのか。その他のことは分かりません。
謎が多すぎて何とも言えないのですが、気付いたことはあの二つの封印が螺旋の剣の刺さった篝火に似ているという事です。あの封印によって化け物の暴走を止めていましたが、同時に燃えていない木の化け物ほうは実質的に無敵状態です。
とにかく、ステージ全体で完全な不死の状態を再現した存在だということであり、単純に語れる存在ではないという事です。
![](https://assets.st-note.com/img/1640110919385-pAwT31PcJv.jpg?width=1200)
王のソウルを持つことからイザリスの魔女本人と思われるが。この体の炎には文字のような模様が揺らめき、爛れ続けるものの火とも似ている。
ロスリックの双王子
双王子と呼ばれるので双子かと思いきや、年の離れた兄と弟。しかし、彼らはギリシャ神話の双子座のエピソードのように、二人で不死を分け合っています。
兄ローリアンのほうは先代のデーモンの王子を倒した英傑でもあるが、今や弟に仕え舌や足を奪われています。一方、弟は生まれた時から病を患い、あの通り萎びた体をもっていたようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1640152669166-ina1vcM867.jpg?width=1200)
兄王子ローリアンの設定は、デーモン狩り、炎によって焼かれ黒くなった鎧など、グウィンを追った黒騎士を思わせる。またその兜の頭頂部は、火に投げ込まれた騎士の頭にも見える。
兄の今の姿は弟の姿に倣ったものかもしれませんが、その割に舌も奪われ喋れないことが謎です。『金枝篇』にも君主の不具に倣い、家臣たちも手足を落とすという例は見られます。これは本来そうした身体になった王は、その職を辞して次の王のため殺さねばならない、という掟を前提としたとき、あえて王を続けるために家臣が王の不具を指摘しないよう行われたとする事例です。
なぜ兄ローリアンが弟の姿に倣い足だけでなく、余計に舌まで捧げたのかと言えば、おそらくは”生まれ変わりの母ロザリア”のように、弟ロスリックに生まれ変わりの力を願ったためでしょう。
兄ローリアンの命は弟の存在に依存しており、弟の力で何度もよみがえって戦います。この神秘の力を得る代償として自らの舌を捧げ、彼に魂を預けているものと考えられます。もしかすると、生まれ変わりが萎びた弟の力に依存するため、復活しても彼の足までは治すことが出来なかったのかもしれません。
不死人と篝火
こうして考えるとダークソウルの不死は、バルドルのようにまったく傷つかないというものより、傷ついても回復する、殺されてもよみがえるという事のほうが多いです。
そもそも我々のプレイヤーキャラクターもまた不死であり、その力も死なないというよりは生き返る事です。むしろ『ダークソウル』の世界において、なぜニトやグウィンのような神々を殺せるのかというよりも、なぜ我々は同じ不死人を殺せるのかという事のほうが、疑問に持たれる場合が多いでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1640163587229-xyjv49H2Qg.jpg?width=1200)
通常、不死を殺すには、何度も殺す必要があるらしい。この後、”灰の湖”で出会うイベントでは既にジークマイヤーは動かないが、彼女は疲れ果てた様子で、幾度も戦いがあったことが窺える。
こうした、不死人となったNPCがどこかで命尽き亡者になったイベント。またプレイヤーが敵対したNPCに倒され再戦した場合、初回とは違うパターンのセリフが流れるなど、NPCが死のル―プを意識し、蘇りをしている描写は作中に幾度も見られます。
以前にも考察した通り、この蘇りの力こそこの世界の火の力、自然的力の象徴です。この力と実体としての樹木の力を持つがゆえに、火を継いだグウィンが”薪の王”と呼ばれるのだと、も考察した通りです。
我々が不死院で最初の篝火に惹かれ、その燻りに火をつけると、以後彼の命は篝火に囚われ、その火によって生まれ変わりを続けます。彼自身もまた不死と呼ばれ、他者のソウルを奪いながらその力を増していきます。
なぜこの主人公が特別なのかという疑問は残りますが、この篝火の力、火の力をともに共有しているため、不死人である主人公が”薪の王”を倒せるのだという考えは、このダークソウルにおける”金枝”の問題の一つの回答でしょう。
”薪の王”の力、篝火から生まれ変わった存在であるために、”薪の王”にとって彼自身がバルドルに対するヤドリギになれたという考え方です。
![](https://assets.st-note.com/img/1640599830738-zdCTcn0j0Y.jpg?width=1200)
J.G.フレイザー.『初版 金枝篇 上』.吉川信(訳).筑摩書房.2003 p.20
初代と3では篝火での転移が必須となり、いわゆるノー篝火攻略は出来ません。また初代においては、”公爵の書庫”で一度シースに敗れるため、基本的にはノーデスも無理。篝火の力を完全に使わず、”薪の王グウィン”や”王たちの化身”を倒すことは出来ないのです。
2では”薪の王”に相当するボスはおらず、王であるヴァンクラッドは火を継いでいない、一種の闇の時代の話です。そのような時代にこそ、多くのプレイのバリエーション、人の様々な可能性が見られるというのも、このゲームの面白い部分かもしれません。
この主人公である不死たちが、人の世界に居場所のない追放者だというのも、興味深い点です。
![](https://assets.st-note.com/img/1640274944705-iLQraDNMCk.jpg?width=1200)
解析によると、この主人公のいた牢も、構造上あり得ない場所(上の不死院や崖との位置関係から、空中に飛び出した形になるそうな)にあるようです。
名や立場を捨てた逃亡奴隷だけが、”森の王”の儀式に挑み、彼の座と名前を受け継ぐことが出来るというのも、この血塗られた風習のドグマです。もしかすると政治的な背景もあるのかもしれませんが、この”森の王”という役職には、それまでの人としての影や形、像というものを一度失わなくては、就くことが出来ないのです。
それは初めにこの記事シリーズで語ったように、「『金枝篇』『ダークソウル』という作品は、一人の英雄あるいは神が、死して蘇る姿を描いた物語である。」つまり、一人の”森の王ウィルビウス”という神を存えさせるための儀式だからです。
『ダークソウル』の世界でも、初代DLCのアルトリウスの物語のように、主人公の行った偉業の数々は、後世にはグウィンその人の功績のように、語られていったのかもしれません……
さて、いかがでしたでしょうか。
この篝火こそ”薪の王”の外在の魂、”金枝”であったという結論に、納得のいった方、なにか疑問をおぼえたという方もいるかともいます。
『ダークソウル』の世界は非常に奥深く、また様々な解釈が可能です。
今回紹介したのは、ある意味ではこのダークソウルにおける”金枝”という問題に対して、もっとも無難なものともいえるでしょう。
しかし、もしもこのような与えられた答えに満足せず、神の理に懐疑するというのなら、我々の探究はさらに過去の伝説、最古の不死殺しの例にこれを求めねばなりません。
![](https://assets.st-note.com/img/1640279645931-zBmFzEr92Q.jpg?width=1200)
つづきます。
2021/12/27