余裕が幸せを作る

今日は早く寝よう。

睡眠は重要だ。
記憶の整理をしてくれるし、シンプルに休息になる。

「今日  」とあるように、普段は遅いのだろう。
仕事が忙しいのだろうか?
それとも、明日は早くから起きてやることがあるのだろうか?
このセリフに強制感はない。
あくまで、それが自らの選択であり、最悪の場合いつも通り寝ても睡眠時間が削れるだけといった様子だ。

ここから感情が深く読み取れるかといえばまだ情報が足りない。
だから仮定してみよう。
例えばこのセリフを言った A は普段から忙しく働いている。
そんな金曜日。
明日は家族とピクニックだ。
日々の疲れをしっかりとって、家族が楽しめるよう準備しておかなければならない。
だから休息をしっかり取る。
普段より少し早く起きるだろう。
睡眠時間を確保しようとすると自然と早く寝ようとする。
きっと子供は楽しみにしているはずだ。
平日はずっと土曜日のピクニックのことについて楽しみにしている。
学校でも自慢しているだろう。
そんな中、寝坊したり、現地について寝ていたりしたら台無しだ。
A にとって仕事はそこまで楽しくないものなのかもしれない。
それでも生きていくために必死で働いている。
家族が働く原動力になっている。

では、もしそれが辛くなっていたら?
子供の気持ちは考えられない。
仕事かのように、明日は早く起きなければいけなくて、帰ってきたら疲れてすぐ寝る。
そんなギリギリの A が「早く寝る」と決意するのはなぜか?
子供のためというより、怒られたくないからか。
「はいはい、早起きすればいいんでしょ?」と思っているのか。
幸せを感じるのは難しそうだ。

なんとなく早起きするために早く寝てもいいだろう。
なんとなく早起きして、なんとなく朝ごはん作って、開いた時間で読書をする。
優雅だ。
なにもないからその余裕に幸せを感じられる。

ピクニックに行くとしても行く余裕がある。
精神的・肉体的余裕があるから、楽しめる。
逆に余裕がなければ楽しめない。
余裕がないと苦しい。
苦しいから余裕がない。
悪循環だ。

そんな悪循環から抜け出すために早起きしてもいいだろう。
気が付くこと、ちょっと無理して自分や環境を変えることはきっと大事だ。

今日は早く寝てみようかな。

明日に余裕を作りたい幸せな人

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