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おすすめの #映画 『レオン』をみた感想 「大地に植えれば根を張るわ」

『レオン』(仏題:Léon、米題:The Professional)は、1994年製作のフランス・アメリカ合作映画。リュック・ベッソン監督によるアクション映画。

以前、投稿した「あなたが5回以上繰り返し観た映画は? プラダを着た悪魔」のコメントで、クリスモワさんにおすすめされた映画『レオン』をみたので感想文を書きたいと思います。

「大地に植えれば根を張るわ」

私が一番印象に残ったシーンは、「俺に似て無口だから良い」と観葉植物の植木鉢を世話するレオンに向けて、マチルダが放ったセリフです。「大地に植えれば根を張るわ」。映画の終盤では、レオンは返事をするように「大地に根を張って暮らしたい」と語り、ラストシーンでは、マチルダの手によって植木鉢から学校の庭先に植えられます。

物語を通じて考えさせられるのは、「何故生きなければいけないのか」、「誰のために生きるのか」、そして、「自分が生きる場所は選べる」ということでした。

何故生きなければいけないのか

私も二十数年生きてきて、何度か「死にたい」と思ったことがあります。それは、主に人間関係の悩みからくるものですが、家族の不和からくる感傷もありました。映画のヒロインであるマチルダのような境遇でなくとも、「こんな家族のもとに生まれたくなかった」「産んだ責任を取れ」と家族をにらみつけるような気持ちに、共感を覚える人は少なくないでしょう。生きることはとても辛いもので、子どもであっても、大人になっても辛いことは尽きないとレオンはマチルダを諭します。

「何故生きなければいけないのか」と考えることは、大人になるための一歩なのかも知れません。自分が生きることを強いられていると感じているうちは、親や家族の描いた理想の人生を演じている脇役に過ぎません。ある時、私は「どう生きたいのか分からない、でもこのままではいられない、うまくいかない」という気持ちに「死にたい」という名前をつけました。何かほかのために生きたいという気持ち、自分が主人公を演じたい気持ちは自然だと考えました。

誰のために生きるのか

マチルダはレオンを愛していました。レオンのために掃除屋(殺し屋)として生きる道を選びました。何のために生きるのか、人生の序盤で決められる人はとても幸運な人だと思います。私はなかなか決められませんでしたが、マチルダのように誰かのために生きることを選んだ人生でした。私の場合は、両親のために生きることを決めました。残りの人生を親孝行のために使おうと決めたのです。大切な人のために生きる人生に行き詰まりはありません。

自分が生きる場所は選べる

レオンもマチルダと生きることを幸せに感じ、自分の生きる場所を決めて根を下ろすこと決めます。マチルダもレオンと別れた後、一度逃げた場所に立ち戻り、自分の生きる場所を選びました。「環境のせいにするな」「どこに行ったって同じだ」という決まり文句があります。人は他人からどう言われようとも自分で生きる場所を選ぶことができます。自分の人生ですから、自分が育つ環境を選ぶことは、とても大切なことだと思います。自分で選んだ環境を、人のせいにするのは確かに道理にかないません。また、自分で選ばずに惰性で決めたり、他人の意見や周りの目を気にして選んだ場所は、どこに行っても自分の納得のできる答えはありません。

映画『レオン』は、また何度でも見返したいですね。AmazonPrimeでも見れるので、興味がある人はぜひご覧下さい!

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