地歌「ゆき」
「うた絵巻」では毎回、ジャンルを越えて色んな唄を並べていますが、
やはり松浪流の会と銘打っておりますので
メイン曲は地歌から選ぶことにしています。
vol.1では古道成寺、vol.2は菊の露、
そして今回は地歌の名曲「ゆき」です。
かつて芸妓だったソセキ(リセキ)という女性が今は尼となって
昔の恋を思い出す歌です。
恋しい人の心が離れて辛くてたまらなかった夜のことを思い、
けれど今はもう執着から解き放たれている、と歌っています。
雪女も男に裏切られたけれど
子どもたちを思うのはつらいけれど
それももう過ぎ去ったこと、
というような感じで「うた絵巻」に織り込んでいきたいと思っています。
「ゆき」は歌の部分だけでなく
合方、つまり間奏も大変有名です。
胡弓が加わると、よりいっそう切なさをかき立てられるのですが、
松浪流火曜会はあくまでもソロの舞台。
三絃だけで情感を出せるよう、挑みたいと思います。
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松浪流火曜会 千静のうた絵巻 vol.3 -ゆきおんな-
小泉八雲「雪女」をベースに
雪女の恋を唄と三味線で綴ります。
2023年12月19日(火)
開場:14時 開演:14時半
会場:道頓堀ミュージアム並木座
入場料:2,000円
出演:松浪千静(唄・三絃)
お申込み:こちらのフォームからお申し込みください