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ウィンター・ガーデン
唄で物語を綴るという「うた絵巻」の構想が生まれたのには、
中島みゆきさんの「夜会」シリーズの影響があるような気がします。
夜会vol.11&12「ウィンター・ガーデン」は
詩の朗読と歌から成る異色の作品です。
夜会シリーズでは唯一、DVD化されなかった作品ですが、
一部は「夜会の軌跡 1989-2002」に収録されています。
これが12/8から劇場公開されているというので
偶然のタイミングにちょっと驚いています。
湿原に建つ一軒の家に引っ越してきた女。
その家には犬が住みついている。
女も犬も、それぞれに待ち人がいるが、その人はいつまでも来ない。
冬が来て、家は少しずつ傾き沈み始める。
その家でかつて何が起こったのか
犬が待っているのは誰なのか
女が待っている男はなぜ来ないのか
犬は誰だったのか
凍る世界でやがてすべてが明らかになる
今回の「うた絵巻 vol.3 ゆきおんな」では
「ウィンター・ガーデン」の中の曲も演奏します。
歌には、ひとつひとつ、その歌の世界があります。
歌うときには、その世界を聴く人に伝わるように描かなければいけない。
けれど、同じ歌でも、ストーリーの中で歌われると、
よりドラマティックになるような気がします。
あるいは、別の表情をまとったりもする。
「うた絵巻」での試みのひとつであります。
松浪流火曜会 千静のうた絵巻 vol.3 -ゆきおんな-
小泉八雲「雪女」をベースに
雪女の恋を唄と三味線で綴ります。
2023年12月19日(火)
開場:14時 開演:14時半
会場:道頓堀ミュージアム並木座
入場料:2,000円
出演:松浪千静(唄・三絃)
お申込み:こちらのフォームからお申し込みください