ゆきむすめ
雪女も、雪の女王も、雪の精だと考えられます。
同じように雪から生まれても
もっとはかない存在が”ゆきむすめ”です。
子どものいない老夫婦が作った雪人形から生まれた”ゆきむすめ”。
けれど、村の子どもたちと遊びに出かけて
焚火を飛び越えたときに溶けて消えてしまいます。
これはロシアの昔話ですが、
似たようなお話は日本にもいくつかあります。
雪の晩に、女の子が子どものいない老夫婦の家を訪ねてきます。
夫婦は女の子をかわいがるあまり、
お風呂に入れたり、湯たんぽを抱かせて寝かせたりして
女の子は消えてしまうのです。
雪女も、ゆきむすめも、
人間のところにやってきて
いっとき幸せな時間を過ごすけれど
最後には消えてしまう。
冬が終われば雪が消えるように。
切ない余韻だけが残ります。
松浪流火曜会 千静のうた絵巻 vol.3 -ゆきおんな-
小泉八雲「雪女」をベースに
雪女の恋を唄と三味線で綴ります。
2023年12月19日(火)
開場:14時 開演:14時半
会場:道頓堀ミュージアム並木座
入場料:2,000円
出演:松浪千静(唄・三絃)
お申込み:こちらのフォームからお申し込みください