免疫力を上げる講座(0)~はじめに
この講座では東洋医学の考え方を中心に、免疫力を上げるための様々な方法をご紹介します。
1.はじめに
コロナウィルスの影響で、様々な情報が飛び交い、不安が不安を呼ぶ状況になっています。
こんな時に自分に何ができるかと考えた時、やはり自分の専門分野を活かした情報を発信することだと思いました。
私は東洋医学を専門とし、東京の南青山にある”表参道自然なからだ”という治療院で鍼(はり)とお灸で患者さんを毎日治療しています。さらに専門学校で非常勤講師として鍼灸の治療法を教えて後進の指導を行い、セミナー等で一般の方にセルフケアの方法をご紹介している手塚幸忠(てづかゆきただ)といいます。
東洋医学はまだ科学的に解明されていない部分も多くあります。世間的には科学的でないと信用できないという考えがあります。もちろんその考え方を否定するつもりはありませんが、まだ解明されていなくても、効果があることも沢山あります。
私は毎日東洋医学の理論で考え、身体にあるツボに鍼やお灸をして治療し、目の前で多くの症状が改善しているのを見ています。そしてそれを一緒に学んでくれたスタッフも、日々の臨床の中で沢山の人の身体を改善させているのをみるにつれ、東洋医学に自信と確信を持ちました。今では東洋医学に人生をかけて仕事をしています。
2.この時代に私たちにできること
現在コロナウィルスの感染拡大と共に、私たちの周りには多くの不安が渦巻いています。私は本来楽観主義なのですが、そんな私でさえ、毎日報道を見ていると、さすがに不安を感じます。
ワクチンも無く、治療法も確立されていない状況で、私たちにできることは、以下の3点です。
(1)過度に不安にならない
今回のコロナウィルスは、ウィルス自体の力は「インフルエンザと同程度であり、感染しても症状が出ないか、少し長めの呼吸器の症状が出て完治すると予想されています。(東京都医師会感染症危機管理対策協議会 の発表による(2020 年 2 月 13 日)」現時点(2020年3月1日)時点での東京都医師会の正式見解です。
他の信用できる機関の報告も同様の結果を発表しています。
しかし、実はもっと恐ろしいのは、気づかずに人にうつしてしまうことです。
ウイルスは人に寄生しないと生きていけません。
寄生した人間が死んでしまうとウイルスは生きていけません。
実は症状が軽いとか、致死率が低いというのは、ウイルスにとってはずっと生きていられる環境があることを意味し、人から人へどんどん感染していきます。
そして、病気を持っている人や、免疫力・抵抗力が低いお年寄りが感染すると重症化することが、これだけの一大事を作り出し、恐怖を煽る結果になっています。
(2)感染のリスクを減らす
ですから、もう「自分は感染している」と思って行動し、人にうつさないことを第一に考えるべきです。その最大の方法は咳エチケットと、手洗いです。詳しくは今後のブログでお話ししていきます。
(3)自分を強くすること、いわゆる免疫力を上げること
例えば同じ場所にいてもインフルエンザにかかる人とかからない人がいます。それは身体の免疫力(抵抗力)が強かったか弱かったかの差です。
お年寄りや病気の人が重症化し易いのは、元々免疫力が弱くなっているからです。
ですから、今はまず自分の免疫力を上げることが最も大事なのです。
3.明日から不定期にブログをUPします
このブログは、(1)過度に不安にならない、(2)感染のリスクを減らす、(3)自分を強くすること、いわゆる免疫力を上げる ための情報を、東洋医学の考え方(養生の思想やツボによるセルフケア)を中心に、毎日自分でできる簡単な事をご紹介していきます。
実は東洋医学は免疫力を上げたり、病気になりにくくするのを得意としている医学です。今までの経験から皆様の役に立つ情報を書けたらなと思っています。
色々原稿をかかえている関係上、毎日更新はできませんが、今この時代に必要な内容なので、なるべく頻繁に更新できたらと思っています。
よろしくお願いします。
「免疫力を上げる講座」
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表参道鍼灸マッサージ治療室 自然なからだ
院長 手塚 幸忠
《東洋医学とツボの専門家》
新医協東京支部鍼灸部会 会長/臨床実技講座講師
東洋医学臨床勉強会 会長
一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会理事
関東医療学園 関東鍼灸専門学校 講師
日本伝統鍼灸学会 学術部
全日本鍼灸学会会員
健康経営アドバイザー
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