見出し画像

テレワークは腰がバキバキになる・・・

<要旨>
テレワークは面倒な人間関係がない分、ストレスは少ないかもしれませんが、元々仕事用になっていない家の机や椅子で長時間作業することで肩こりはもちろんですが、特に腰がひどく凝る人が多いです。
そんな時に役立つツボが崑崙(こんろん)というツボなので、このツボの位置と押し方をご紹介します。

1.『癒される人々』について

このブログシリーズは、はり灸の治療院ってどんな人が来ているの?という質問をよく受けるので、ちょっと書いてみようかと思って書いています。

はり灸がどんな症状に効くのか、そしてどんな人たちに合っているのかというのを知って欲しくて、不定期に書いていきたいと思っています。

また、紹介した症状に対して、ご家庭でセルフケアをするとしたらどんなツボが良いかも合わせてご紹介します。

もし自分と関係する症状があったら、ぜひ読んでみて下さい(^^)/

2.テレワークの身体

先週からテレワークになったという患者さんが来ました。

顔を見たらいつもよりも柔らかい顔をしています。

顔変化

普段は少しキツめの顔をしているのですが、自宅にいると緊張とかストレスは会社に居るよりも少ないのでしょう。

テレワークは身体には良いのかもと思っていました。

当治療室は全体のバランスを考えながら、全身を順番に施術して、身体のめぐりを良くしていくのですが、治療が腰の部分に来た時にビックリ!

腰がいつもの倍ぐらい凝っています。

まるで鉄骨が入っているようでした・・・。

画像2

3.運動不足と座りっぱなしで・・・

話を聞いてみると、「今まではジムで運動してたけど、今は行けないじゃないですか・・・」「さらに通勤が無い分、動かないし、座りっぱなしで・・・」と腰に悪いことばかり・・・。

さらに15分パソコンの前を離れる時は、会社に連絡しなければならないらいしく、実は会社に居る時より仕事しているんじゃないかと(笑)

テレワーク、やってみると色々と身体に悪そうで、今までの身体の凝り方とは違ったコリでした。

他のテレワークになった患者さんの話を聞くと「家の椅子は仕事用じゃないから長時間座るとつらい」とか、「机の位置が悪くて肩が凝る」など、元々長時間仕事をすることを想定しない家での仕事は、身体に色々無理がかかるようです。

4.しなやかになりました!

治療後、身体を動かしたらかなり柔らかくなったようで、「腰から背中にかけての重りが取れたようです!!」と喜んでいたのが印象的でした。

画像3


(画像はイメージ画像です(笑))

5.腰に鉄骨が入っている時に良いツボ

腰に鉄骨が入ってパンパンに張っている人には、崑崙(こんろん)というツボを刺激すると効果的です。

崑崙というツボは、足の外踝(そとくるぶし)の後ろでアキレス腱との間にとるツボです。

画像4

ここに、台座のお灸をするか、指圧をしてみて下さい。


指圧をする場合は、ツボを10回ゆっくり押したら15秒休んで、また10回ゆっくり押すを3回繰り返してみて下さい。すこし踵の骨に向かって下向きに押すと効果的です。

ぜひお試しく下さい!



<執筆>
表参道鍼灸マッサージ治療室 自然なからだ
院長 手塚 幸忠
《東洋医学とツボの専門家》
 新医協東京支部鍼灸部会 会長/臨床実技講座講師
 東洋医学臨床勉強会 会長
 一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会理事
 関東医療学園 関東鍼灸専門学校 講師
 日本伝統鍼灸学会 学術部
 全日本鍼灸学会会員
 健康経営アドバイザー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?