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「命を紡ぐ大切な食べ物だからこそ」 日本一のにんにく産地にて
前回に引き続き、九州自然館のロングセラー商品『熟成黒にんにく卵黄』のルーツをたどり、「にんにく」と「卵黄」の生まれ故郷、青森に行ってきた際のお話です。
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工場内では、スタッフの方々が真剣に作業に取り組んでいらっしゃいました。
にんにくの洗浄はなんと、湧き水を使用しているそうです。これも、綺麗な水が湧く、豊かな田子町の自然環境があってこそ叶うこと。
また、大量のにんにくのヘタを一つ一つ丁寧に切り取ったり、にんにくにシミ等がないか、細かく確認を行ったりと、今まで知らなかったことや知っていてもイメージするしかなかったことも、全て自分の目で見て、改めて確認することができました。
にんにくの品質だけでなく、その加工環境に至るまで、今までより一層自信を持ってお客様にお届けができる!と確信しました。
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九州自然館の歴史とともに歩み続けてきた『にんにく卵黄』。
どこにも負けない品質と、確かな違いを実感いただくために、何より妥協できなかったのが原材料です。
日本一のにんにく産地として知られる青森県の中でも、特に味が良いと言われる田子町のにんにく。その理由は、田子町の土層や気候、環境にあるのだそう。
「十和田湖噴火でできた水はけの良い特別な土層や、盆地特有の昼夜の温度差等、にんにくに甘味と美味しさをもたらす環境にとても恵まれているからね」
そして何よりも大切なのが「土作り」。
そうお話ししてくださったのは、にんにく卵黄の要、ブランドにんにく「福地ホワイト」の作り手、宝田さん。
野菜は種類に関わらず、根は土の中にあり、根から栄養を吸収します。特ににんにくは肥沃な土壌を好むため、土はとても大切な存在です
変動要因が多い土を良い状態に保ち続けるには、長い期間の努力と毎日の観察が不可欠。
配合のブレンドや発酵の期間等、今でも毎年改良を重ね、何度も何度も切り返しを行い、堆肥を作り上げます。
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良い土で育ったにんにくは強い。
命を紡ぐ大切な食べ物だからこそ、それを育む大地に手間をかけるのだそうです。
最後に、宝田さんに「良いにんにくとは?」と伺いました。
まずは、安全なにんにくであること。
そして、栄養価の高い、美味しいにんにくであること。
より健康なにんにくを作り続けるためには、しっかりと畑を休ませ、よりよい種を追求し、技術を磨くための弛まぬ努力を続けることだと宝田さんは語ります。
にんにく一筋、長年の経験を持ってしても、今でも毎日が勉強だと仰る宝田さんを始め、生産者の方の熱い想いに改めて触れ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「体を育み、命を紡ぐ食べ物」
だからこそ、私たち九州自然館では、自分たちの足を運び、目で見て手で触れ、本当に信頼のおける生産者さんが作るにんにく卵黄をお届けするのだ!
と改めて心に誓いました。