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初釜稽古始之儀2023 - 癸卯 -

本年1月8日から9日の2日間にわたり開催した初釜稽古始之儀2023のレポートを今年もお届けします!
※1月22日(日)11:30-開催の初花生け始之儀2023
こちらのレポートは下記より。

と、いきりなですが、
今年は窓主の自分が年男!ということで、ついに!
2009年以来の「卯年」がやって来ましたー!
やっぱり36歳ということで、36匹!集めたい!
それを会場の所々に置いて、参加者の皆さんに探してもらおう!という趣向🐇✨にしました!!

各うさぎの紹介はのちほど、まとめておきます!

日本画家 高橋朋子さんお手製の雪うさぎさん
三匹の大中小のうち、会場にはこの大と小を隠しました。
小さすぎる「小」の雪うさぎ。探せたでしょうか〜


昨年の初釜は
その前年の年末に、バタバタと畳と襖と障子をすべて新調するという荒技を決行しまして。。
今年は、それが無い代わりに必ず室礼を替えよう!ということで、新品の真台子と炉縁をお迎えしました!&うさぎの棗や茶杓、蓋置などを加え、まさに年男の初釜にふさわしい

初釜うさぎ祭🐇2023💫

計2日間、各日11人、18人の少人数ずつで開催しました。欠席者も今年も多くて、やはり年男だったので残念でしたが、規模としては丁度いい具合に。

干支巡る。「卯」が点前正面に。

そして必ず、オープンニングは「組香」から始めるのが星窓流の恒例!当たるも当たらぬも、鼻次第(笑)は変わらず。

毎年、お題も変えていて
今年のテーマは、やはり「卯」ということで
「卯の花香」より趣向を頂戴し、しかも星窓流にかなりシンプルに、「卯」かそれ以外かの2択のみ

それでも難しいのが、鼻の穴(笑)
うさぎが連続するという、卯、卯、卯という回答に
みなさん、続かないと考えちゃったぁ〜の声。
先入観に囚われたのか、叶は両日で1たった1人✨

初釜というと、食事時間が最大の楽しみ!
今年も日ごろお世話になっている宇豆基野さんに、いろいろ注文してお願いしました!
希望のカラスミ入れてくれました☺️

今年は盃にも「卯」
鳶目禹耳の箸袋は、高橋史の書。
どれも程よい味付けで、量もベスト!
これに一日目が「あわび」、二日目が「うなぎ白焼」の
自家製白味噌雑煮をあわせました!

お腹いっぱいになると、さて、やっとこさ
濃茶点前になりますが、その前に!
一番大事な、あのお餅!食べないと!

今年も、ももとせの安田先生のお手製!
餅粉は古参の生徒さんで現在は秋田で暮らす純子さんのもの
ごぼうや小豆、使う砂糖にもこだわっての至極の味
ほかのどこにもない、一年に一度の至福の瞬間です!

お点前は、張り切って年内最後までお稽古してくれた生徒さんと、一番最年少の20代チームが濃茶と薄茶とそれぞれに頑張ってくれました!
一所懸命、練られる立ち振る舞い、きっと家でも外出先でも繰り返しイメージトレーニングや、見立ての道具でも工夫してお稽古してくれたんだなとわかる所作の流れに、感無量になりました。

濃茶の重ね茶碗
星窓にしかないプラチナの島台にて
お母様の協力のもと
yotube観ながら着付けも完璧に。朝早くから会場入り。
熱心にクリスマスもお稽古!帯留めは写ってないけど
お手製の漆のウサギさんでした!^_^

それこそが、何よりの最高のおもてなしです。

濃茶薄茶のあとは、それぞれが初茶茶筅取り!
ベテランの雰囲気MAX!
星窓一の縁の下の力、、上手になりました。


今年は例年の「辻占い」をやめて
目黒の手製の「◯吉占い」に!なに、それ!?ですが、夜なべして作ってしまいました!

一陽来復の器に、意味深なシールでとめた
「星窓◯吉占い」
なぜか、それぞれに合ったメッセージを引き当てるという
旅吉、捨吉、学吉、夢吉、茶吉、、など!
<トキメかぬものは、捨てよ>(笑)
<今年は茶道に励むべし>
楽しんでもらえていたら嬉しい限り✨

そして!
毎年、どんどん景品が豪華になる
星窓の初釜大抽選会!
12年目の元の干支巡りスタートということで、
昨年の百人一首の姫or坊主抽選方法をやめまして

第一回 星窓流大百人一首大会開催💫

運も実力のうち!!
ええーー!ほんとにやるんですか?の声は、聞かぬふりで、やりますよー!の勢いで
グループ分け!のトーナメント方式!

まじで、みんな真剣!白熱!
こどもにも容赦なく(笑)

星窓初釜って、この最後の大抽選会に
みんな、かなり気合い入ってます!(笑)

各グループに25枚ずつ
それを互いの陣地に12、13枚にわけてのいざ!勝負!
ながら、実は読み札も25枚しか読まない星窓ルール!
ということで、まったく読まれないまま
手元の札が残ることも大有り!

つまり、すごい札の運次第!が大きい!

最後の3位決定戦は、学生時代からの親友同士対決!
5枚ずつの陣地で、読むのは5枚!
なのに!2枚も陣地に!
結果は2-0
容赦ない戦いに会場固唾を飲んで見守っていました。

ただ、不思議ながら
毎年、必要な人のところへ景品は渡っていきます。モノにも想いがあるのですね、きっと。

最後は記念撮影で、今日頑張ってた人をさすポーズで。
当然、みんな窓主の年男だよね?😅
あれーー??!!🤣

ということで、2023年も無事にスタートが切れました。今年のうさぎの年は、飛びたい!ところ、実際には「羽」と数える兎に羽はないので、せいぜい跳ぶのがいいところということで、地固めの年に。

そして
来年は辰の年!!
何かが立つ!ということで、会場を大きいところへ移して初釜は総勢50-60名で開催したい!と思っています!!

皆さんにとって
日々の重ねの幸せな一年の巡りの先で、また再び初釜で参集できますことを楽しみにしています!

36にもなると、アホ度が際立ちはじめましたー。
間抜けで恥知らずですが、お目溢しください。
両脇の新潟同郷チームに支えてもらいながら
2023年も星窓を宜しくお願いしいと思います🙇‍♂️



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