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サブスク好きの僕がまだAppleArcadeに登録できていない理由。
こんにちは。仕様です。(@shiyoumasayume)という名前でSNSをやっているゲームプランナーです。ふだんはコンシューマータイトルプロジェクトでディレクターやプロデューサーがふわっと旗を振ったコンセプトから具体的なゲームデザインをする仕事をやっています。
今日はAppleArcadeというゲームのサブスクリプションサービスについて書いてみようと思います。
僕はサブスクリプション型のサービスは結構進んで利用している方だと思っているのですが、AppleArcadeの登録にはまだ踏み出せずにいます。それなりにゲームでは遊ぶ方だとも思うのですが…。
ゲーム開発者としてこういうプラットフォーム事情は他人事ではないため、どうして自分が登録できていないのかを掘り下げて考えてみようと思います。
AppleArcadeとは
AppleArcadeサービス内に配信されている100以上のタイトルに無制限でアクセス。
広告なし。追加の課金なし。
1か月の無料トライアルありで、その後は月額600円。
AppStoreで見かけることはあるんですけれど、このままですと多分、登録はしないままの状態が続くのではないでしょうか…。
自分がサービスを購入する際にどういった情報を求めているのか、何を期待しているのか。他のサブスクリプションサービスと比較して考えてみたいと思います。
他のサブスクリプションサービスについて
僕が登録しているものをいくつかあげると、
・Spotify
・Netflix
・Amazon PriomeVideo
・Youtube Premium など
最近のサブスクリプションサービスは面白いものが多く、ランチの定額サービス※なんかにも登録していました。
※AlwaysLunch:定額で都内各所のお店のランチメニューが食べられるサービス。コロナ禍により休止中……再会希望。
もはや月額課金に抵抗はなく、お得感すら覚えて自分からサービスを探したりもする具合です。
どうしてAppleArcadeに惹かれていないのか
登録に至っていないということは、そのサービスに僕がまだ魅力を感じられていないということです。
僕の場合は金額の問題ではなく、サービス内でどのような体験ができるのかがピンとこないというところが大きいと感じています。
「無制限にゲームにアクセスできる」はきっと僕にとって魅力的な体験ではありません。面白いゲームにたくさんアクセスできるかどうかが重要なのだと思います。
もちろん、AppleArcadeにあがっているゲームに面白いものが無いという主張ではありません!
ここで僕の中で問題になっているのは、面白いものであふれているかどうか判別できる情報が十分に出回っていないことです。
Spotifyの場合
・触れたことはないが、名前は知っていて興味のあるアーティスト達の楽曲が数多く聴ける。
・今までiPodなど専用デバイスに自分で曲を入れていたが、スマホからすぐにアクセスできるので持ち歩くハードが減る。
Netflix、Amazon PrimeVideoの場合
・興味のある映像作品がレンタルビデオ店に行かなくても何度でも、何時でも見れる。
・面白いと評判の作品が独占配信されているので、そのために登録する。
Youtube Premium
・広告オフ、バックグラウンド再生など使いやすくなる。
・Youtube上の大量のコンテンツを消費しやすくなるので税金として加入
このように既に自分が登録しているサブスクリプションサービスは、課金の結果による自分にとっての体験の向上が明確に予測できました。
娯楽が飽和している中で、面白いかどうかが不明なコンテンツを入口に登録していたということはなく。
元々興味があったものがそこで楽しめるかどうか。そのサービスの使い勝手が向上するかどうか。そういった明確な狙いをもって加入し、その後に今まで聴いたことも無かった音楽や映画に触れてきたわけです。
(面白いか不明なコンテンツについては、完全新作のゲームが減っている理由と被るところがありますね…)
AppleArcadeの場合「100以上のゲームに無制限でアクセスできる」というのを一番耳にする宣伝文句なのですが、僕はその言葉に価値をそれほど見いだせていない、というのが現状です。
無料トライアルにしてもこのゲームを遊びたいという目的がなければ気持ちもあまり進みませんし、インストールの導線としてはランキングもある通常のゲームアプリ側の方がこれまで触れてきた分親しみもあるので、そちらに向いてしまうのかもしれません。
僕はどうすればAppleArcadeに登録するのか。
ここまでつらつらと書いてきましたが、じゃあどうすればAppleArcadeに登録したくなるのか?
このまま勢いで無責任に消費者としての理想を言うならば…有料登録されているゲームアプリがAppleArcadeでも遊べるようになると登録すると思います。
伝染病株式会社、Minecaft、カイロソフトシリーズ など…。AppleArcadeオリジナルタイトルがあってももちろんいいんですが、今まで有料だったアプリがサブスクに追加され、「単品で買うよりAppleArcadeに加入した方がお得だよね」となるのが一番入口としては機能するのではないでしょうか。
(しかし、やってないということは何か難しいのかもしれません)
というわけで
自分がサービスを購入する際にどういった情報を求めているのか、何を期待しているのかを言語化してみるという話でした。
なんだかAppleArcadeの担当者さんに悪いなという気持ちになったので、AppleArcadeに登録してみようと思います。
本当に面白いものを見つけようと思ったら、自分から飛び込んで見ることも大切ですよね…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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