動物の旅立ちに幸も不幸も
ぼくら飼主は、動物が交通事故で亡くなったり
若い時に旅立ったり、不慮の事故で亡くなったりすると不幸と思ってしまうし
長生きして寿命が全うできて、亡くなると幸福と思う傾向がある。
死に幸も不幸もなく、肉体の命が終わって旅立っただけ。
死ぬまでの過程が、苦しいとか、つらいとか、穏やかとか、楽とかはあるけど
「死」そのものには、幸も不幸もなく、肉体の命が終わっただけ。
なので、死ぬまでの間をどう過ごすのかが大事で、生きてる間が大事ってことだね。
幸も不幸も決めるのは、寿命の短さや長さじゃーなくて密度。
短くたって超幸せに過ごしたんであれば、幸福だと思うし
長くても世話を放棄されたり、虐待やいじめを受けたりすれば不幸になる。
若くして旅立って逝った子や保護されて家に来てまもなく旅立ってしまった子
子猫を保護して懸命に治療したけど旅立ってしまった子
命の期間は短かったとしても
その間、どれだけの想いや愛情を注いだのか?
それによって人間の深い愛情を知って旅立った子は、きっと肉体はなくなって魂になったとしても
その魂は幸せに満ちた魂だと思うのさ。
「この子は、うちに来て幸せだったんだろうか?」と思うなら
「ぼくら飼主がこの子と過ごした日々はとても幸せだった」思えれば
たとえ短い生涯だったとしても、動物も幸福だったことになる。
ぼくら飼主がどう過ごしたかで、共に暮らした動物は幸福にも不幸にもなる。