動物も人もそれぞれ
人は自分自身のために生きて、自分の役割を終えて、自分のタイミングで、旅立って逝く。
ぼくら飼主と共に暮らす動物は、ぼくら飼主のために生きて、自分の役目を終えると
動物自身のタイミングで、旅立って逝く。
旅立つタイミングって、他人だったりぼくら飼主では、コントロールできない。
治療やケア、サポートをすることで
先延ばしにすることはできても
旅立つタイミングまではコントロールできないし
ムリにコントロールしようとすると苦しめたり、つらい思いをさせてしまう。
当動物や当人じゃーないぼくら飼主や家族が
「まだ、逝かないで」
「まだ、がんばって」
「もっと一緒にいて」と
あげけばあがくほど
当動物や当人がつらくなる。
共に暮らす動物も人もそれぞれのタイミングで、旅立って逝く。
それぞれのタイミングで、旅立って逝くならぼくは、尊重したい。
旅立ったタイミングによっては
「なんで!」
「どうして!」
って思うこともあるけど
それは、旅立って逝く、その子、その人が選んだタイミング。
看送るぼくら飼主や家族が
どうこうできることじゃーない。
24時間死なないように見張っているより
「家族になってくれてありがとう」って、感謝を伝えて
その子やその人の
生きる権利も
旅立つ権利も
尊重してもいいんじゃないかと思う。
共に暮らす動物や他人を自分の思う通りには、コントロールできないんだから。