シェア
SHIVA
2024年10月1日 15:42
~1862年に出版された随筆集『宮川舎漫筆』(みやがわのやまんぴつ)からのお話です。疫病神と出会った二つの事例を紹介しています。なるべく優しい現代語に訳してみました~時は、嘉永元年。西暦でいえば1848年。あの四隻の黒船が、浦賀にあらわれた事件の五年前にあった話である。この年、夏から秋にかけて疫病が大いにはやったが、一つの不思議な話がある。名前は忘れてしまったが、浅草あたりに住む