ノート愛 後編
前編、中編も読んでみてください。
書くことの大切さを身をもって体験したわけですが、では、一方で電子デバイスを使うことはダメなのでしょうか。もちろん、そんなことはないと思っています。
私もスケジュール管理は電子デバイスを使っています。次から次へと会議の案内が届くので、それをいちいち紙の予定表に転記するのはとても手間がかかります。また、予定の変更が多いので、紙上で変更調整するのにもとても時間がかかりますし、間違えることも多々あります。転記することでスケジュールを覚えやすいというメリットもありますが、ここは便利さと天秤にかけて電子カレンダーを使っています。でも、やはり紙で管理することのメリットは捨てがたく、いつも、やっぱり紙にしようかな、と迷っています。
紙のメリットはやはり一覧性だと思っています。一目で全体を俯瞰できること。そして、すぐさま広げることができること、です。予定表だけでなく、電子デバイスは手軽に情報を入れることはできたとしても、いったんそこに入れてしまったら、しまったままにしてしまうことがあります。なんというか、ノートは机の上に広げっぱなしのイメージで、電子デバイスは棚に綺麗にしまってしまうイメージでしょうか。広げっぱなしだとすぐ目につきますが、いったん棚にしまってしまうとなかなかそこを開けようとはしないですからね。
ノートに書くと、正直整理するのがめんどくさいです。電子デバイスだとすぐにコピペやどこかに格納することができますが、ノートの場合は整理するのにも時間がかかるし、やり直しするのが難しかったりします。ですが、この面倒くささが脳みそにとっては程よいストレスになっていると感じます。転記することで過去の会話を思い返してみたり、改めて考えることで新しいアイデアが出てきたりします。また、先にも書きましたが、書いているだけでも新しいアイデアが次々に出てきます。あれもやらないと、これもやらないと、という宿題が増えるだけかもしれませんけどね😋
ノートの大事さ、有効さについて書かれた本はたくさんありますが、その多くはノウハウを書いたメモ術的な本が多いです。役に立つこともありますが、人それぞれで考え方は違うので、自分にうまく適用できないこともやはり多くあります。なので、ノートを取ることを俯瞰的に、そして網羅的にうまくまとめてくれている本も紹介しておきたいと思います。
私もまだ読みかけですが、とても面白いです。特に、ノートを取ることが文明の発展を支えてきた、という冒頭の内容を読むだけで、まるで自分がすごいことをしているかのような錯覚に陥ることもできるのでお勧めです🤣
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