早く帰るには。
今週も終わりました。今週は1日休暇を取ったせいもあり、とても早く終わりました。明日は中2の息子達の代になって初めての練習試合。今から楽しみにしています。
インドネシアに駐在していたことはすでに書きましたが、インドネシアのスタッフはいつもほぼ定時に帰宅していました。残業が規制されていたというのもありますが、それにしても仕事は回っていたので特に残業は必要なかったと思います。
それに比べて日本はなんでこんなにも残業が多いんでしょうか。仕事の量をインドネシアと比較して特別多いか?うーん、そうとも言えない。一人一人の能力に差があるか。うーん、そうとも言えない。
いろいろ考えてみたのですが、海外の場合、組織の仕組みがとてもシンプルでした。仕事の範囲がわりと決められていて、そんなの自分でやれよ、と言いたくなるようなことも役割が決められていました。たとえば荷物をどこかに送る人、なんてのもいました。そいつを口説かないと荷物を送ってくれない。自分で送ればすぐに送れるのに、そいつがへそを曲げると送ってくれなかったりするので、いつもそいつの上司のところにクレームを言いに行っていたりもしました。
こんな感じで悪いこともけっこうあるんですが、早く帰る、という点に特化して言うと効果はあったのかなと思います。
日本の場合は、と大きなくくりにするのは適切ではないかもしれませんが、うちの会社の場合、うちの会社の製造技術の場合は、とにかく仕事の種類が多いです。荷物を送るのはもちろん、輸出、環境、廃棄物、工場安全、交通安全と役割がとにかく多い。誰かに専任でやらせるような余裕もありません。1人1人が全般的に知っていないとルールを破ることになり、危なっかしくて仕方がありません。だから知識の幅が非常に広い。
そして、自分たち以外の間接部門の人たちが仕事を押し付けてくることが多い。コストダウン活動とやらをいろんなところで立ち上げ、コストダウンネタはないかと聞いてくる。で、こんなことがあるよ、と教えてあげると、じゃあそれをやろうということになるんですが、誰がやるかというと結局製造技術。お前らが言い出したんだからお前らがやれよ、と言いたくなります。
で、私たちが渋々活動をスタートさせると、いつの間にか彼らはいなくなり、活動自体がフェイドアウトしている。そんなこと、本当にいっぱいあります。
インドネシアの私がいた会社にも悪いところはたっくさんありましたが、日本に比べると仕事がシンプルだったと思います。まあ、インドネシアの場合はいろいろ緩いので、気にしなくてよかった、ということもありますけどね。
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