小学生のタブレット学習の闇
こんにちは。
章憲です。
突然ですが、「皆さん、タブレットで学習してますか?」
某セキュリティ会社のCMばりに
今や小学生のタブレット学習って当たり前になりましたよね。
実際私もさわさせていただきましたが
本当によくできている。
よく、できすぎている。
もう、発明品レベルですよ笑
親御さんと子どものニーズの良いとこ取り。
先取り学習できますし、いろんな単元を学べますし
まるで、タブレットの中にテーマパークがある感じ。
なにより一番びっくりしたことがシステム周り。
一定数問題を解いたら、ポイントがもらえて
ポイントが貯まれば、インターネットにアクセスする権限がもらえる
さらに、それが親御さんに通知いくシステム。
最強かよ。
システムの完成度が高すぎて、一体どのくらいの開発者が、このシステム開発に人生を捧げているんだろうかと、思ってしまいました。
ただ、一方で
これって、誰が一番使うにふさわしいのだろうと
改めて考えてみたわけです。
え、全人類の子どもたちでしょ。
って思いますよね。
でも、全人類の子どもたちが本当に必要であれば
地場の個人塾無くなってませんか。
私もさらによーく、考えました。
そして私なりの結論から言うと
かなりターゲットが絞られるぞと。
・勉強が楽しい!と思ってサクサク進められる子
・通っている塾の予備教材として、割り切れる子
・親が近くにいて、サポートしてもらえる子
こんな感じです。
いかがでしょうか。
勉強が楽しい!と思って進めらる子って世の中どんくらいいるのか。
そして子を近くでサポートする親って、私の経験からすると、そもそも親御さんの方で、イケてる教材をリサーチしまくって、お母さんが子どもに独自のカリキュラム作ってたりします。
だとすると、塾の補助教材としてになるか….
そもそも論ですが、小学生から塾に行かせる親御さんは教育感度めちゃ高いですよね。そして、そのような親御さんの傾向としては
鉛筆使え!紙使え!とにかく物量だ!派 が多数ではないのでしょうか。
それでも、いろんな事情で補助教材としてタブレット使わせているんですと
タブレットの役割が明確なご家庭は◉だと思います。
めちゃめちゃターゲット絞られないか…笑
そうではなく、ただ単純に子どもにタブレットを持たせて
親が低価格で解決しようとしていないでしょうか。
一瞬でも頭の中にそんな気持ちがヨギったらアウトだと思います笑
単純にタブレット1つで、勉強ができるようになるならば
世の中の個人塾が全て潰れるからです。
そしてタブレットの高機能が故に
多少字が崩れている、書けていなくても
「ピンポーン!」って案外正解になるんですよね。
おい、正解ちゃうやろ!
試験だったらケアレスミスとして判断されて
これはアウトだろ!と。
でもタブレット学習をしている生徒にはそんなこと言えませんよね。
なんだって、その子にとってタブレットは神様的な存在だから。
私はここに大きな闇を感じてしまいました。
この学習教材は本当に子ども学力を伸ばしてあげたいのか。
それとも、怠けたい親の方をよりサポートしたいのか。
どんな親でも子どもの学力を伸ばしてあげたいのは
不変の真実だと思います。
そこで一旦タブレットを提供している会社のHPを見てみました。
おー、キラキラした目で生徒がウキウキ勉強しているー!
タブレット学習で子どもがこんなにも変わるのかと。
思わず我が子を投影してしまうのも無理ありません。
ただ、私の経験から言わせてもらうと
そのような子の親御さんは、親御さん自身も目がキラキラして、ウキウキしている傾向がありました。なによりも、親御さんが子の前で勉強している姿を見せています。
例えば、子どもが一生懸命宿題に取り組んでいる横で
スマホをパチパチしてたらどうでしょうか。
子どもだって
やっつけ作業早く終わらせて、僕もゲームしたい!
って思っちゃいますよね。
私は1000人の親子カウンセリングを通じて、本当に子は親の生き写しであることを目の当たりにしてきました。
もしタブレット学習の導入について、少し悩まれているようでしたら
今一度導入する目的、お子さんの性格を見極めていただけたら良いかもしれません。
小学校の学習キーポイントは「6年間分の学力の定着」です。
ここが定着していないと、中高で莫大な塾費用がかかります。
少しでも、とりあえずタブレット学習で!と思う親御さんが
減ることを祈っております。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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