101.「愛メッセージ」とは?
こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。
前回は「命の声」で会話をすれば、無意味なトラブルが減少するという話をしました。
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「命の声」というのは、私の気持ちを語るので自然とIメッセージになるんですよ。
Iメッセージというのは「私は・・・・・」が主語になるメッセージです。
反対に「あなたは・・・・・」が主語になるメッセージをYOUメッセージというんですよ。
日常会話を聞いているとYOUメッセージが多いんですよね。
YOUメッセージは相手を評価したり、相手に変化を求める言葉なんです。
「(あなたは)仕事に厳しいね!」
「(あなたが)少し静かにしてもらえませんか?」
「(あなたは)勉強しなさい!」
「(あなたは)遅刻してはダメでしょ!」
といった会話もそうですし、指示や命令などはすべてYOUメッセージなんですよ。
YOUメッセージは相手の言動の変化を求めるものなので反発心を生むことがあるんです。
上記の会話に対して、こんな返事がくる可能性が高くなるんです。
「それくらい厳しくて当たり前だよ!」
「そんなにうるさくないでしょ!」
「今からやろうと思っていたのにやる気がなくなった!」
「はい、すみません!(そんなことは分かっているよ!)」
では、Iメッセージだとどんな会話になるでしょうか?
「(私は)その厳しさに心が折れそうになっているの!」
「(私は)仕事に集中ができなくて困っているの!」
「(私は)あなたが勉強をしないと大丈夫なのかと不安になるの!」
「(私は)あなたが遅れてきたので、何かあったのかと心配で仕方なかったのよ!」
どうですか?
返事が変わってきそうではありませんか?
古い話ですが、大相撲で貴乃花がケガを乗り越えて優勝した時の小泉首相の言葉もIメッセージでした。
「感動した!」
という言葉だったんですよ。
翌日はスポーツ新聞の一面が「感動した!」だったんです。
これがYOUメッセージだけの言葉だったら、一面には使用されなかったと思いますよ。
「ケガを乗り越えて優勝したあなたは凄いですね!」
これでは、新聞を読んでいる方も「なんだかな~!」みたいな気持ちになりませんか?
Iメッセージの「感動した!」だったから、その気持ちが伝わってきたんだと思います。
ただ、このIメッセージをテクニックとして使おうとしている人もいるんですね。
テクニックでIメッセージの会話をして、相手の行動の変化を求めているんです。
言葉はIメッセージでも心はYOUメッセージなんです。
それは相手にも伝わりますからね。
想いが大切なんですよ。
だから、テクニックとしてのIメッセージではなくて、心からの気持ち・・・・・前回お話しした「命の声」で会話をしてほしいな!と思っているんです。
命の声のIメッセージは「愛メッセージ」なんですよ!
「私」の「I」ではなく、「命」の「愛」からのメッセージです。
Iメッセージだから主語は私で、こういう言い方をすればいいかな?と考えるよりも、自分の「命の声」は何を感じているのか?
それを感じ取れば自然と「愛メッセージ」になってきますから!
「あなたのここが素晴らしいわ!」ではなく「あなたといると落ち着けるの!」の言葉の方が嬉しいもんです。
あなたは「命の声」の「愛メッセージ」で話をしていますか?
気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp
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