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118.「一心同体と思っていることがトラブルの原因」になるのはなぜか?

こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。

あなたには「一心同体」だと思っている人はいませんか?
分かりにくい質問ですね。
もう少し説明しますね。

例えば、パートナーなどに対して・・・・・
「あの人のことはすべて分かっているし、あの人も私のことをすべて分かっている!」
「お互いに100%理解し合って同じ人生を歩いていくの!」
なんて思っていませんか?

そう思っていると、それが二人のトラブルの原因になるんですよ。
親子関係も同じです。

そういう感覚を心理学では「母子一体感」というんですよ。

生まれたての赤ちゃんはお母さんと一体です。
それは大切なことなんですね。

子どもは一人では生きていけませんから、お母さんと一体感を得ることで安心できるんです。

その後は子どもも成長をして、お母さんとは異なる価値観を持ち、やがて自立をして自分の人生を歩き出すんですね。

その時に「子離れ」できないお母さんは、子どもの自立の障壁になることがあるんです。
「あなたをここまで育てたのに、私を捨てて独立していくの!?」
ちょっとオーバーですが、そんな感覚で子どもの人生と自分の人生を被らせてしまうんですね。

就職先や結婚相手まで口を出して、自分の望みを叶えようとするんですよ。

私が幸せと感じることを子どもも幸せだと感じる。
私が心地良い環境は子どもにとっても心地良い。

そんな感覚で自分の価値観を押し付けてしまうんです。

そこで子どもがお母さんを突き放すことができればいいのですが、そのことに「罪悪感」を感じてお母さんの言う通りに生きてしまう。

子どもも「親離れ」できていない状況です。
これが不幸の真因なんですよ。

パートナーも同じなんですよ。

「あなただけは私の気持ちを分かってくれると信じていたのに!」
「あなたの思っていることが理解できないわ!
 なぜ、そんな考え方をするの!?」

そうやって分かり合えないことを理由にケンカをしてしまうんですよ。

ズバリと言いますね。

人と人はすべてを分かり合えないもの!

なんですよ。

生まれた家庭も環境も異なります。
長女や次女、長男や次男という家族内での立場も異なります。
性別も異なれば年齢も異なります。
そのために価値観は異なって当然なんですよ。

経験してきたことも異なるので考え方も異なります。

異なっているものを同じにしようとすること自体に無理があるんですよ。
同じにしようとすると相手に強制するか、自分が折れ続けるしかないんです。

そうやって自分らしさを殺しているとストレスが溜まり・・・・・
溜まったストレスが爆発して人間関係がおかしくなる・・・・・

心覚えはありませんか?

子どもの頃は「母子一体感」が大切なんですが、成長と共に必要なのが「離別感」なんですよ。

「離別感」については、次回お話ししますね。

あなたの「母子一体感」はどのレベルでしょうか?

気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp

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