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96.「幸せ過ぎて恐い症候群:とは?

こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。

昨日のエピソードの記事は読んでいただけましたでしょうか?

今日も別のエピソードをお話ししますね。
今回は郁恵さん(仮名)のエピソードです。

郁恵さんは20代後半でした。
男性とおつき合いをして結婚の寸前まではいくのですが、いつも自分でその話を壊してしまうというパターンに落ち込んでしまっていたんです。

相手に何かの不満がある訳ではないんですよ。
幸せいっぱいなんですが、その幸せを自分で壊してしまうんです。

相手の男性は理由も分からず食い下がってくれるそうですが、頑なに破局への道を譲らなかったそうです。

その郁恵さんが描いていた「人生のシナリオ」というのが・・・・・

「大切な人はいなくなる」

というものだったんですよ。

その「人生のシナリオ」が出来上がったのは2歳の頃だったんです。

なぜ、そんな「人生のシナリオ」を描いたのか?

それは「お母さんの死」だったんです。

父親は郁恵さんが生まれて間もなく家を出て行き、母親と二人暮らしだったんですね。
郁恵さんはお母さんが大好きだったんです。
二人で仲良く幸せな日々を送っていたんですが・・・・・
そのお母さんが急に亡くなってしまったんです。

2歳なので「死」というものが理解できなかったんです。
親戚の人たちに説明されても理解できないんですよ。

「お母さんがどこかにいってしまう!」
そんな焦りの気持ちだけだったそうです。

その後は児童施設に預けられて育ったんです。
淋しかったでしょうね・・・・・

2歳なので記憶のない部分も多いそうですが・・・・・
「私もお母さんのところに行きたい!」
と強く思っていたそうです。

それが「人生のシナリオ」になっていったんですよ。

「大切な人はいなくなる」という「人生のシナリオ」です。

だから、結婚手前の幸せの絶頂期に「大切な人がいなくなる」という不安に包まれていたんですね。
大切な人がいなくなるのなら、今の内に別れた方が傷付かなくていい。
そんな気持ちになっていたんですよ。

幼少期に大切な人を失ったり、裏切られたりすると・・・・・
「幸せ過ぎて恐い症候群」に陥ることがあるんです。
幸せ過ぎて恐いから、自らその幸せを壊してしまうんです。

マリリン・モンローもそうだったそうですよ。
幼い頃に両親と別れ、親戚中をたらい回しにされたそうです。
その後、映画女優として有名になったのですが、結婚をして幸せであっても自ら離婚を選んでしまう。
そんな半生だったらしいですよ。

郁恵さんの話に戻ります。
そんなお母さんへの想いを大切にしながら、「人生のシナリオ」を描き換えていったんですね。
その結果、今では結婚をして子どもも授かり幸せに暮らしています。

あなたも不必要な「人生のシナリオ」を大切に持ってはいませんか?

気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp

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