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RE:LIFEワークショップ ステップ9「苦悩の正体」とは?

こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。

前回はだまし絵を使って、人の物事の捉え方の話をしました。
今回はもう少し現実の人生に当てはめて考えていきますね。

人は「苦悩」を抱えてしまいます。
その「苦悩」の正体とは何なのでしょうか?
私たちは望まない出来事や現実に直面した時に、「苦悩」する状態になると思い込んでしまっています。
しかし、実際にはその出来事に「苦悩」するのではなく、その出来事を「どう捉えるのか?」で「苦悩」するのです。

その理由は、多くの人が「事実」と「解釈」をごちゃ混ぜにして受け取ってしまっているからです。
「事実」と「解釈」の間には、区別するためのラインがあるのですが、そのラインを引いていないのが原因なんですよ。

嫌な感情を少しでも減らしたいのなら、この「事実」と「解釈」を分けることが大切になってきます。

その「解釈」によって脳内で妄想が始まり、その妄想に飲み込まれて「苦悩」していることが少なくありません。
私はそれを「脳内妄想劇場」と呼んでいます。
一つの事実から妄想が生まれ、脳内妄想劇場が開演されて、それが延々と続いてしまうんです。
常に苦悩している人の典型的なパターンです。

では、次の言葉からどんな解釈をしますか?
解釈をしてから、次を呼んで下さいね。

「大学受験に不合格」

どうでしょうか。
どんな解釈になりますか。
・受験で失敗
・志望校に入れずに残念
・努力が報われず哀しい
こんな解釈ではなかったですか?
そこから妄想が生まれてきます。

・友達に可哀そうと思われてしまう
・自分だけが浪人をして、友達と遊ぶことができなくなってしまう
・バカにされたらどうしよう
・大好きなあの子にも会えなくなって人生は終わりだ

現段階で友達に可哀そうとも思われていませんし、自分だけが浪人だとも決まっていません。
友達と遊べなくなるかどうかは未来に行ってみないと分かりません。
バカにもされていませんし、人生も終わっていません。
これからの人生の方が長いでしょう。

この様に「大学受験で不合格」になった事実そのものではなく、それをどう解釈したのか?
その解釈からどんな妄想をしているのか?
それによって「苦悩」が始まるんですよね。

今年の大学入試で不合格になったからこそ、来年度に出会える友達がいるかもしれません。
浪人をしたからこそ出会える恋人がいるかもしれません。
現役で大学に行ったことを基準に考えると、浪人することは「パラレルワールド」の移行ですよ。
一年後に進学をする人生を体験できるんですから。

まあ、不合格通知が来た時にはそうは思えないでしょう。
その時に無理に感情を抑え付ける必要はありません。
本気で悔しがって悲しんで泣けばいいんですよ。
自分の感情を味わいつくした後は、解釈を変えて不幸な妄想からハッピーな妄想に切り替えればいいだけです。

受験での不合格を、誰が失敗という定義をしたのでしょうか?
今回のその大学の試験では不合格になっただけで、人として不合格になったわけではありませんからね。
人生にとっては成功かもしれないのに、失敗だと解釈をするのはやめてほしいものですね。

もう一つは私の体験談をお話ししますね。
この出来事をどう捉えるのか?
考えてみて下さい。

「会社で取締役にまでなったのに退職することになった」

どんな解釈をしましたか?
・もったいない
・我慢をして会社にいた方が良い
・家族が苦労をする
こんな感じでしょうか?

まさに私が経験したことで、当時は精神的にも凹んでいました。
その紆余曲折した経緯は割愛しますが、現在ではこの様に捉えられる様になっています。

退職せざるを得なくなったからこそ、独立起業をして会社を興すことができた。
会社を興すことができたので、勤めていた頃には出会えない様な人と出会うことができた。
そんな嫌な出来事があったからこそ、今の私まで辿り着くことができた。
そう捉えられています。

こんな経験は私だけではないでしょう。
私の周りでも、あの当時は嫌だった出来事があるからこそ今がある。
そう思えている人は少なくありません。

リストラにあったからこそ、起業をして社長になれた。
あの時にリストラをされていなかったなら、今も安い給与で朝から晩まで働いていた。
そう考えるとリストラされて良かった。
リストラをしてくれてありがとう。
そう感じている人もいます。

あなたもそんな経験はありませんか?
あの時に恋人に裏切られたからこそ、もっと素晴らしいパートナーと出会うことができた。
あの時に馬鹿にされたからこそ、自分の能力が上がり起業することができた。
あの時にあんな哀しい経験をしたからこそ、人に対して優しくしてあげられる様になった。
小さなことでもいいので、あれば教えて下さいね。

では、次回は身の周りにある「事実」と「解釈」を区別するためのワークをしていきます。

気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp

RE:LIFEワークショップのご紹介
https://synergy-ark.com/relife/index.html

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