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98.「失敗する権利」とは?

こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。

あなたは「失敗する権利」を行使していますか?

意味がよく分かりませんね!(笑)

聞いた話ですが、ドイツでは子育てにおいて「子どもの失敗する権利を奪うな!」と言われるそうですよ。
日本は逆ですよね。
子どもが失敗しない様に親が手を出し過ぎている感があります。

例えば子どもが砂場で山を作ってトンネルを掘っていたとします。
子どもが上手に山を作れず、トンネルを掘ってもすぐに崩れてしまったとするでしょ。
ここで日本では親がアドバイスをしたりするんですよ。
アドバイスだけなら良いんですけど、親が子どもの代わりに山を作ってトンネルを掘ってしまうことってありませんか?

そうされた子どもは失敗から学ぶことができず、最初から答えを出されてしまうので考える力が育たないんですよ。

ドイツでは親は黙って見守っているそうですよ。
子どもが小さな山で、トンネルも貫通しているのかどうか分からない状態で「ママ!できたよ~!見て~!」と言ってくるそうです。
親はそれを見て褒めてあげるんですね。
まだ、そのレベルなので十分に褒めてあげればいいんですよ。

それなのに私を含めて日本の親は・・・・・
「こうすればもっと大きな山ができてトンネルも掘れるでしょ!」
みたいなことを言ってしまうんです。
そして、自分が作ってしまう・・・・・汗

子どもが一緒に作ろうと言ってきた時には、一緒に作ればいいと思うんですよ。
子どもが一人で一生懸命に作っている時に、親がしゃしゃり出て作ってしまうのはちがうんですよね。

「木の上に立って見る」と書いて「親」と読みます。
子どもが失敗をしながら、何度も挑戦をして工夫していく姿を見守る。
それが親なんですよね。

そういった経験をしないで育った子どもは・・・・・
好奇心がなく、失敗しないために挑戦しない大人になってしまう確率が上がるんですよ。

会社でも同じですよ。
失敗を駄目だと叱るだけの上司の元では、部下は自分の身を守るために失敗をしないために、挑戦しない様になっていくんですよ。
失敗をして評価が下がるよりも、挑戦しないことで失敗をしない現状の評価を得ることの方が大切になってしまいますからね。
(日本にはそんな企業が多いですよね・・・・・汗)

部下の失敗に対して、挑戦したことを褒め、尽力したことを労い、失敗からの学びを次の挑戦に活かしてく。
そんな上司の元で部下は育っていくんですよ。

あなたが親や上司の立場であれば、それを意識してもらいたいと思うんですよ。

そして、自分が子どもの立場で十分に失敗をさせてもらえず生きてきて・・・・・
好奇心がなく、失敗を極度に恐れ、挑戦意欲がなく、生き辛いと感じているのなら・・・・・

「そんな育てられ方をしたから、こんな性格になってしまった!」
という被害者意識を捨てて・・・・・

「あんな育てられ方をされたからこそ、こんな良い性格になりこんな素晴らしい人生を生きることができた!」
という当事者意識を持てる様にしていきましょう。

すぐに気持ちが変わる訳ではありませんが、そんな捉え方もできるんだと意識して過ごしてみて下さい。

あなたがあなたを受容できた時にその日がやってきます。
あなたにベストなタイミングで、「ああいう環境にいたからこそ今があるんだ!」
そう思える日が必ずやってきますから。

私と一緒にそんな日に向かって歩いていきませんか?

気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp

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https://synergy-ark.com/relife/index.html

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