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RE:LIFEワークショップ ステップ8「人生はだまし絵」とは?
こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。
前回は、私たちは物事の一面しか見ることができないという話をしました。
そのことに気づかずにいると、世の中は生きにくい世界になってしまうということなんです。
「群盲像を評す」というインドの寓話を知っていますか?
こんな話です。
あるところに6人の盲目の男がいました。
その6人が見たことのない象に触れました。
ある男は象の足に触れ「象とは柱の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の鼻に触れ「象とは蛇の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の耳に触れ「象とは扇子の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の牙に触れ「象とは槍の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の腹に触れ「象とは壁の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の尻尾に触れ「象とはロープの様な生き物だ!」と思いました。
それぞれが像とはどういう生き物なのかを語り合いました。
しかし、誰もがお互いの意見を主張したために対立をしてしまいました。
といった内容の話です。
すべての意見は正しいのですが、象の一部だけの話をしているので間違いでもあるのです。
人は物事や人物の一部や一面だけを見て、すべてを理解したと錯覚してしまう生き物なんです。
だまし絵などは、その脳の特性を活かしたものです。
少し遊んでみましょう。
こちらは有名な絵ですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1724641979029-gjfOox5wGI.jpg?width=1200)
盃にも見えますし、人が向き合っている様にも見えます。
こちらはどうでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1724641993710-yJtxCqBbiR.jpg)
女性の顔にも見えますし、ラッパを吹いている鼻の大きな男性にも見えます。
こちらも有名な絵です。
![](https://assets.st-note.com/img/1724642011995-2pm9Zn6yQT.jpg?width=1200)
おばあさんにも見えますし、やや後ろ向きの若い女性にも見えます。
こちらは少し難しいですよ。
湖を見つめているカップルが見えますが、全体を見ると他に見えるものがありませんか。
![](https://assets.st-note.com/img/1724642030931-YdRio6SA1q.jpg?width=1200)
そうです。
木の枝で赤ちゃんが描かれています。
こちらはどうでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1724642040458-8mYPZ0vamj.jpg?width=1200)
カエルにも見えますし、川にはまった馬にも見えます。
ここで大切なことは、人はどちらかの絵しか見ることができないということなんです。
カエルとして見ていると馬の顔が見えません。
馬の顔としいてみているとカエルが見えなくなるんです。
さて、少し話が変わります。
私たちは周りの人に対してどんなレッテルを貼っているでしょうか?
あの人は良い人だ。
あの人は悪い人だ。
そんな評価をしていることはないでしょうか。
しかし、この世の中には・・・・・
良い人はいないし、悪い人もいないんです。
この世の中にいるのは・・・・・
良い一面のある人と、悪い一面のある人なんですよ。
おばあさんを背負って歩いているのは詐欺師かもしれません。
満員電車で痴漢をしているのは大学の教授かもしれません。
転んだ子どもを抱き上げているのは泥棒かもしれません。
大声を出して迷惑を掛けているのは警察官かもしれません。
その人の一面だけを見て、その人がどんな人なのかを決めているのは私たち自身なんです。
「あの人は良い人だ!」と思っているのは、自分にとっては良い人なだけなんですよ。
他の人にとっては悪い人なのかもしれません。
自分にとって都合の良い人であるだけなのかもしれないんです。
自分にはとても優しくしてくれているあの人は、他の人には意地悪をしているかもしれません。
知っている人には親切にしてあげるのに、知らない人には知らんふりをしてしまうのが私たちですからね。
大切なのはそういったレッテルに振り回されないということなんです。
良い面も悪い面もひっくるめてその人であり、私たちはその人の一面しか見ることができていないということを自覚することなんです。
私たちの中には神様もいれば悪魔もいます。
誰の中にもいるものです。
正義感があり真っすぐに生きている人の中にも、卑怯で邪な考えをすることがあるものです。
その人を支援したいと思う自分もいれば、その人を引きずり下ろしたいと思う自分もいるんです。
大切なのはどちらを選択するのか?ということです。
無計算で純粋な自分を選択するのか?
計算高くしたたかな自分を選択するのか?
どちらを選択するべきだということではなく、選択するということを自覚することが重要になるんですよ。
だまし絵の様に「どちらの絵を見るのか?」が大切なんです。
そして・・・・・
これまでの自分の人生はどちらを見てきたのか?
どちらを選択してきたのか?
それを自覚することが、自分の人生をどう捉えるのか?に影響してくるんです。
今後は自分の人生の捉え方を知るために、自分の「心の仕組み」について話をしていきます。
新しい自分と出会えますので、引き続きお付き合いしていただければ嬉しい限りです。
あなたは自分の人生のどの一面を見つめて、どんな捉え方をしていますか?
気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
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RE:LIFEワークショップのご紹介
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