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仕立屋と長浜シルク

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琵琶湖の最北端、長浜市。 2017年、仕立屋は拠点を長浜に移した。 次なる伝統産業は浜ちりめん。 生地のイロハから職人の素顔まで、奮闘記をここに綴る!
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#職人

\いつもご愛顧いただいているみなさまへお知らせ!/

\いつもご愛顧いただいているみなさまへお知らせ!/

みなさま、大変ご無沙汰しております。仕立屋と職人の石井とユカリです。

noteからだいぶ足が遠のいてしまっていました…
と、いうのもですね、実はこっそりと仕立屋WEBサイトをリニューアルしました!それに伴い、ブログもお引っ越しいたしました。
(90以上にも及ぶ記事の引っ越し、それはそれは大変だった…ユカリ談)

めちゃめちゃ仕立屋好みのあやしい(笑)WEBサイトが仕上がり、今後の仕立屋や職人のア

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組合の理事会にヒゲロン毛が来た!

組合の理事会にヒゲロン毛が来た!

2018, 02, 19 Taka

少しずつ読んでくれる人が増えて来たこの日記。
Facebookもインスタもいいけど、インターネット繋げば気軽に読める、
こんなことあったんだね〜くらいの感じがちょうどいい日記。

ついにこの日が来たか。
浜縮緬工業協働組合。略してハマコー。
組合の理事会に突如現れたロン毛でヒゲの怪しい男。
今まで相見えることはなかったであろう宇宙人。
そう職人たちには映ってい

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職人のリレー

職人のリレー

2018, 02, 10 Taka

「一反の織物はまるで職人のリレー。」

長浜市で糸を撚り、織り、製品化をしている浜ちりめん職人がいる。
株式会社ヤブウチ。工場ではたくさんの織機が音を立てて動いている。
お母さんたちが素早い手さばきで糸を紡ぐ。

浜ちりめんは白生地として京都や石川へ輸出されていく。
そのルーツは江戸時代からつづく。
機屋から検印を得て、卸問屋を経て染め屋へ。そして仕立屋に渡り

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できることと、できないこと。

できることと、できないこと。

2018, 01, 11  Taka

処変わって、東京は丸の内。

夕暮れと共に鳥の声が少なくなって
静寂に包まれる木之本とは嘘のような喧騒・・・

そんな枕詞ステキですね。
インフルエンザにかかりそうでビクつきながら人混みを歩く。

THE 受付を通りビルの10階へ。
久しぶりだなぁこんなに地上から離れたの。

仕立屋と職人に興味を持ってくれた会社さんと打ち合わせ。
ストーリーから入ってモノを

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新年のご挨拶より堀出大介

新年のご挨拶より堀出大介

2018, 01, 03  Taka

あけましておめでとうございます!
やっぱり言っておかないとね。

1月になってしまった。
つまり!仕立屋と職人は1歳になり、長浜に引っ越してから6ヶ月になった。

仕立屋と職人は地域おこし協力隊という国の制度で長浜にきている。
3年間は長浜の活動に、お給料と経費が出る。そう公金。
このあたりのことはまた書くとして・・・。

半年経ち、家の改装や、東京への営業

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布は表現だ。

布は表現だ。

2017, 12, 27  Taka

雪の中の夜警で手が完全にかじかんでる・・・。

夜警文化が生涯31年間なかったもんで、うまく拍子木が叩けない。
くやしい。
雪国育ちでないので、雪かきが早くできない。
くやしい。
ばぁちゃん家が呉服屋だったのに、縦糸・横糸の違いもわからない。
くやしい。

ばぁちゃんちにいくと、色鮮やかな生地が棚一面に詰まっていた。
ばぁちゃんは呉服屋だったし、仕立屋だった

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仕立屋の本を出したい。浜ちりめんの本を。

2017, 12, 25

メリークリスマス。

今ごろ、表参道のイルミネーションは幸せなカップルで溢れているだろうか。

ここ滋賀県長浜市木之本では、物音一つしない。
雨はリアルに夜更けには雪に変わるだろう。

長浜にきて初めての冬。
僕らはあるチャレンジをすることを決めた。

浜ちりめんの本を出す。三年後に。

だれも読んだことのないような

職人の刺さる言葉や

仕立屋が下手こいて怒られたこ

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