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#140字小説方丈杯 への投稿作品⑥/6作品まとめ記事

方丈 海 氏の140字小説が ワニブックスさんで書籍化されたことを記念して
 行われていた140字小説のコンテスト【#140字小説方丈杯】に
 私は【計66作】をハッシュタグをつけて投稿するかたちで応募しました。

※詳しく知りたい方は ↓ 『#140字小説方丈杯 への投稿作品①』の
 記事をお読みください。

#140字小説方丈杯 に投稿した作品をまとめて紹介します。

※作品の解説は時間を経てからいずれするかもしれませんが……
 まず先入観などを持たずに読んでいただきたいので、あえて書きません。
※改行などはTwitter投稿時から修正しています。

文化祭でもLGBTQへの意識を高めてほしいから、入場門をレインボーに染めて…。

大半がただの虹をイメージするでしょうね。

意識低いよな。多様性の時代なのに。

差別意識を持たないことには賛成です。
多様性というのなら、単純に馬鹿騒ぎしたい生徒も尊重したいですよね。

平熱な声にハッとした。

1月22日作 『ダイバーシティな文化祭』

昨日カレー作りすぎちゃって…とうちに誘った。
手も握ってこない奥手な彼。
きっかけがほしくて愛情込めて煮込んだのが真相。
なかなかそういうムードにならなくておかわりを繰り返した。

「スパイシーな夜がご所望かい?」
気持ち悪くなったのは食べ過ぎのせいじゃない。
はきそう、帰ってほしい。

1月22日作 『甘いムードのはき違えと辛口な感想』

※1月22日は「カレーの日」らしいので
 自主お題として、140字小説を創作しました。

「五十にして迷わずいうけど…いまだ迷いっぱなしや」
いや、四十にして惑わずな。俺もまだまだ模索中やけども。
「でもな、転がり続ける石にゃ藻が生えんいうから立ち止まらずにうろうろしようや」
ん?…いや、藻作中ちゃうわ。
ズレとるこいつは俺がとっくに捨てたTシャツを真似て舌を出した。

1月22日作 『Rolling Stoneは苔生えず』

見つけられて傍を離れずにいた。
隙を突こうと狙う子に目を光らせて。
いつの間にかその子達の姿は見えなくなっていた。
門限だとお迎えが来たらしい。
陣地を守るはずのオニも帰ってこなかった。
門限だと自ら去った子を追いかけて。

残されたのは潰れた空き缶のような恋とシンデレラになれない私。

#monogatary  1月22日のお題 「缶蹴りと門限」
1月22日作 『結婚適齢期 ~缶蹴りと門限』

よーいドン! 誰が一番早く蹴り上げられるか。
頭フル回転で必殺技を繰り出さねば。
他人のヒットも素早く回収し定位置につく。
鬼の交代がないのが缶蹴りとの違い。
放課後の遊びの延長のような職業。
門限に間に合わなければ締め出される。

この大喜利番組の審査員は鬼だ。 俺、出禁になるかもな。

#monogatary  1月22日のお題 「缶蹴りと門限」
1月22日作 『出題されたらよーいドン!』

#monogatary ○月○日のお題「○○○」と書かれているものは
 monogatary.com さんで毎日12時に発表されるお題から着想を得て
 140字小説としてしたためたものです。

↑ 想田翠 の投稿ページもよければご覧になってみてください。
※ほぼ毎日投稿しています。
 毎回背景・フォントなども物語に合わせて選択しています。

前略 佐藤様
お世話様です
御社の製品評判いいので今後もよろしくです

取引先からツッコミどころ満載のメールが届いた。
送信者は新人だから仕方ない。
顔なじみの指導係に電話をかけ、老害にならない程度の指摘をすると
「何か失礼な点ありましたっけ?」
一次審査を通過していた事実に頭を抱えた。

1月23日作 『そうか、彼は電話派だった』

※1月23日は「いいふみ」の語呂合わせで「電子メールの日」らしいので
 自主お題として、140字小説を創作しました。

以上のように、#140字小説方丈杯 への投稿を
6作品まとめたものを記事にしました。
他の記事と合わせてお楽しみいただけたら幸いです。

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想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
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想田翠
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