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#140字小説方丈杯 への投稿作品⑦/6作品まとめ記事
◆方丈 海 氏の140字小説が ワニブックスさんで書籍化されたことを記念して
行われていた140字小説のコンテスト【#140字小説方丈杯】に
私は【計66作】をハッシュタグをつけて投稿するかたちで応募しました。
※詳しく知りたい方は ↓ 『#140字小説方丈杯 への投稿作品①』の
記事をお読みください。
#140字小説方丈杯 に投稿した作品をまとめて紹介します。
※作品の解説は時間を経てからいずれするかもしれませんが……
まず先入観などを持たずに読んでいただきたいので、あえて書きません。
※改行などはTwitter投稿時から修正しています。
手が届きそうで届かなくて苦しい。
順調に成就することは珍しい。
胃がキリキリ痛む。
ほろ苦いものといえば、恋。
…なんて陳腐な表現しか出てこない。
カフェインを過剰摂取しても物書きの筆は進まなかった。
恋愛を描くことは恋愛自体より苦い思いを味わう。
もどかしさを珈琲と共に飲み込んだ。
1月23日作 『褐色と真っ白』
深夜のファミレスで「別れがたいね」と珈琲を何度もおかわり。
くだらない話で盛り上がって会話は尽きなくて…
憧れていた映画みたいな大切な恋。
って思ってるんだろうなと定型内の若い男女を眺めた。
なけなしの金をはたいたのに人間観察のしがいがないと絶望した。
修羅場カモンとノートPCを開く。
1月23日作 『味のない珈琲をすする理由』
※#monogatary ○月○日のお題「○○○」と書かれているものは
monogatary.com さんで毎日12時に発表されるお題から着想を得て
140字小説としてしたためたものです。
↑ 想田翠 の投稿ページもよければご覧になってみてください。
※ほぼ毎日投稿しています。
毎回背景・フォントなども物語に合わせて選択しています。
俺が部下に送るメッセージもおじさん構文なのかもと懸念していたら、妻から提案が。「試しに私に送ってみて」
数分後:「初デートに誘われた日を思い出しちゃった!」とはしゃぐかわいいおばさんを見ていたら、若者に嫌われたって構わないと思えた。
数時間後:久々に妻と飲み二ケーションしている。
※Twitterのトレンドで「おじさん構文」があがっていたので
自主お題として、140字小説を創作しました。
誰より強く輝く唯一無二の存在感。
超える逸材は現れない。
何十万もの味方がいる。
戦隊モノのレッドかって? 違う、イケメンスーパーアイドル。
仮面なんて被っていない。素顔のヒーローだから。
盲目オタク達は他下げ、マウント、過剰な崇拝。
その熱量を正しく使えば世界を救えるかもしれないほどに。
1月24日作 『世界を救うかもしれない推し事』
わが家の天使を見続ければ戦争を起こす気なんて無くなるはず。
ペットの動画を垂れ流す人が理解できなかったけど、親になって腑に落ちた。
守るために公開しないけど。
わたしの世界ではこの子が全て。かわいい救世主。
なのにコンクールで優勝したからって一人だけ世界へ飛び出していくなんて許さない。
1月24日作 『息をしているだけで世界を救う仕事をしている』
アンチエイジングに効果があるらしいとアーモンドミルクを飲む。
太りにくいおやつに代えようとアーモンドをかじる。
僕は老け専でぽっちゃり好きだって何度言ったら…!!!
抗酸化作用もダイエットも必要ないと力説すると
「あなた好みでいるメリットないの」
アーモンド型の目がそっぽを向いた。
※1月23日は「アーモンドの日」らしいので
自主お題として、140字小説を創作しました。
以上のように、#140字小説方丈杯 への投稿を
6作品まとめたものを記事にしました。
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想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
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