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"製作は無謀"、"完成しない"と言われた新石川県立図書館の50分の1模型を40人余りのプロジェクトメンバーで見事完成させた

昔、プロジェクトXという番組があった(今復活している)。

番組を立ち上げたディレクターの講演をキャンパスで聴いたことがあった。
最初の数回は、番組が終わると、クレームの電話の嵐だったそうだ。

ところが、松下のVHSの回は違った。
番組が終了したが、1分間、なぜか沈黙が続いた。
そして1分後…。電話が徐々になりはじめ、そして鳴り止まなかった。
内容は「感動した」という感謝の声。
中には泣きながら話す人もいたそうだ。

「成功するまで続けないから、失敗するのだ」という言葉を四半世紀前、金沢工業大学に転職した際によく聴いた。
当時は類例をみない、改革を推進中だった。
それは、一言で言えば「学生主役の大学の創成」だ。
大学の授業は年間160日あまりしかない。残りの200日をいかに有意義に過ごのかが、4年後に身につく力の差になって現れる。
そこで、金沢工業大学は、約60日間ある日曜・祝日を除く年間300日、学生が主体的に活動できるキャンパスを実現する「1年300日の教育改革」を掲げた。学生たちの旺盛な意欲に応えられる組織をつくろうとしたのだ。
平成7年のことである。

今回ご紹介する「夢考房プロジェクト」もその仕組みの一つだ。

"製作は無謀"、"絶対完成しない"と言われた新石川県立図書館の50分の1模型を40人余りのプロジェクトメンバーで見事完成させた。

社会人になって「成功するまで続ける」は、なかなかできることではない。
学生時代だからできる挑戦ともいえる。

ぜひご覧ください。

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File.1039 長谷川航洋 建築学科3年 長谷川航洋さん

#金沢工業大学   #石川県立図書館

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