国際高専の「偏差値」
久しぶりのnoteです。
以前、偏差値についてこういう記事を書きました。
同様の話を東京でのイベント等でさせていただいていて、共感していただいた方も多いように思います。
では実際の偏差値はどうなのか?学習塾協議会いしかわが発行した『合格本』に最新の数値が掲載されていました。
これを拝読する限り、国際高専の偏差値は53。
県内の進学校でいえば、能登の七尾高校普通・文56、金沢錦丘高校54、小松大谷高校53、金沢西高校51、小松明峰高校50、ということで遜色はないようです。
また偏差値棒グラフでは、国際高専は59~53。
この数字は、
小松高校理数~普通(53まで)と分布が重なる
小松明峰高校(56~43)より全般的に高い
金沢錦丘高校(58~51)とほぼ同じ、
といった状況でした。
県内の中学生を対象とした模試に基づくものなので、国内外から幅広く受験する国際高専の入試難易度を示すものではないのかもしれません。しかも国際高専では自己推薦入試など多様な入試を実施しています。
しかし、石川県における、金沢泉丘、金沢二水、七尾、小松といった誰もが認めるトップ校と重なり、東大にも進学する金沢錦丘とほぼ同じということは、これまでネット上などでいわれていた数値がいかに根拠のないものだったのかが、わかります。
もちろん、偏差値で将来が決まるわけでもなく、やりたいこと、学びたいことができるかどうかで学校を選んでいただきたいと思っています。
ただ、誹謗中傷など気にせず、自信を持って堂々と学んでほしい、そう思う数字であることは確かです。