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ファンの振舞いは大事だよねという話



食べ物に限らず、誰にだって好き嫌いというものはあると思う。


個人の意見としては、人間である以上どうしても合うものあわないものというものは何かしら必ずあるものだと思っているのでそれぞれ個々で心地よい選択をすればいいと思っている。
それが全てだと他者に持ち出したり強制したりしない限りは好きなように選り好みしていいだろう。
今回連ねるのはそんな話だ。


【作品の品格はそのファンを見れば一目瞭然だ】というところがある。
未成年者のやらかしたことが親の責任とされるように、ファンの起こす問題は作品の内容に関わりがなくとも自然と紐付けされてしまうからだ。
2次創作やオタク文化に深く馴染みのある人のいうジャンル(作品)によっては

「あのジャンル治安悪いんだよねー」
「あそこのジャンルは民度低いから…」

なんて文面を目にしたことはあるかもしれない。
正直に言うと、やべーことをやらかすような人間はどこへいこうが変わらずやらかし続ける輩なのでファンの総意とはほど遠い場合が大多数だとは思うのだが、負の印象とは得てして延々とついて回るものである。
過去に起きてしまったことというのは改善はできるものの変えられないものなのでなおのことだろう。
人の噂も七十五日というが、あれは単に表面に出てこなくなったというだけで実際は裏で深い根を下ろしており、今後は話題に上がる度に露呈し続ける地雷化したよという一種の合図だと思っている。


先にも挙げたが、私は人によって好きなものも嫌いなものもあるのが当然だと思っているので、強制したり他作品と勝手に比較したり口汚く罵ったりしない限りは自由にしていいと考えている。
『自分の“好き”は誰かの“嫌い”』という姿勢だ。
どうやったって好きなものは好きだし嫌いなものは嫌いなもので、自分の嫌いなものを好きな人だっているしその逆も当たり前だからである。

そもそも私の中で【嫌い】という言葉は、それを口に出すだけで『人を簡単に殺せるくらいの威力がある』上に『取り返しのつかないもの』だという認識があるので、なるたけ使わないよう回避している特別取り扱い注意の代物である。
対象に向けて嫌いだと言うのは1つの最終手段であるともいう。
それだけ強い言葉だと思っている。
平然と嫌いと言ってのける人はすごいなあとしみじみ思う。
心が強い……。


「すきになったもの」や「だいじなもの」は高確率で叩かれたり奪われたりするし、一旦ボロクソに言われると今後永続的に扱いが変わらないのが常の世界で人生の大半を生きてきたので、自分から動いたりしない限り避けられるような諍いは基本しない。
こちらが何もしないだけで全て解決するというのは私にとって本当に驚愕の事態なのだ。
むしろ本当にそれだけでいいのか怖くなることがあるが、話の趣旨から逸れてしまうので今回は横に置いておくとして、基本的には好きなものの話には喜んで飛びつくがそうでない話には不干渉の姿勢である。

ただし、受けてきたことは絶対に忘れない。
未来永劫記憶に留まり続ける。

私の嫌いなものが知人友人間の話題に上ったとしても、基本は黙っているか総スルーしたり静かにその場を辞するのだけれど、それとは別としてそのジャンルから受けた屈辱と恨みは一生忘れないというスタンスでいる。
そのジャンルそのものが悪いわけでもないし、そのジャンルを好きな大多数の人も全く悪くはないのだが、自ジャンル賛称のために私の大好きなジャンルを卑下されたり叩かれたりと害されるような経験をしたら、以降そのジャンルにはどんなに機会があったとしても絶対に1歩も足を踏み入れないと決めている。


こうしてnoteを綴り始めたのはつい最近だが、ついったはもう長いこと居座っていてそろそろ年数が2桁になる。
それだけ続いていると自然と互いの生態を知る歴戦の猛者のような古馴染みも結構な数になってくるもので、通常の場合と反応が違ってくる。
ああいつもの紫水だな……とまるで元気に遊ぶ子供を和やかに見守るような保護者の如く温かい反応がかえってくるのだ。
慣れとは偉大なものである。

そんな長いこと私と繋がってるふぉろわさん向けの言葉選びをするならば『 絶 対 に 赦 さ な い 』になる。
私は私の大切なものを傷つける者には一切容赦しないタイプの人間なので、1度そう決めれば文字通り何があろうと一生赦すことはない
それまでにどんなに楽しいファンたちとの交流が、ジャンルに対して興味深いイメージがあろうとも、大事なものに手を出された瞬間。
私の中で全ての慈悲が消え失せる
この恨み晴らさでおくべきかという想いから2度と変わることもないし今後永劫褪せることもない。
揺るぎない決定事項である。

なので私からは私のバイブルを貶した奴らがいるきゅあきゅあな話は一生するつもりはないし、私が更新を楽しみに待っていたおくにの偽実況シリーズを潰したマツの一族に関しては徹底的にミュート処理をしている。

貴様私からこのたからものを奪ったな? という永久のロックオンである。


…だからといって何をするというわけでもなく、仲間内で話題に出ても何も言わないし非難もしない。
重ねて言うが、人間どうやったって好きなものは好きだし嫌いなものは嫌いなもので、自分が嫌いなものを好きな人だっているしその逆もまた当たり前だからである。
ついったに限らず、ネットは自分の食べる料理を選り好みできる回転寿司みたいな場所なのだから、私は私が美味しいと思う料理だけ注文するし、思う存分堪能する。
わざわざ嫌いな料理を注文してああだこうだと喚いたりもしない。
それはクレーマーの所業であって常識じゃないので。
全てがすべて自分のためのものではないし、あなたのためのものでもない。
その前提が理解できない腹が立つというのなら、それはちょっとネットから離れて落ち着く時間をとった方がいいと思う。

あなたつかれてるのよ……ゆっくりと時間かけて美味しいものお腹いっぱい好きなだけ食べて、ふかふかお布団でしっかり寝るんだよ…。

何をこの野郎と思うかもしれないが、これが結構重要なことである。
人間は食事と睡眠が欠乏すると本当に簡単に変貌する生き物なので、どうもイライラが治まらないときはまず休養期間を設けてほしい、切実に。

25年余りの時間を心的余裕皆無のアダルトチルドレンと暮らして最終的に緩やかな心中目前までいった末に別居したと思えば今度は全力でストーカー紛いのことされてる私との約束だよ!!


話が逸れた、戻そう。
私は私が美味しいと思う料理だけ注文するし、好きなことを心ゆくまでやりたいと思う質である。
何より「料理は美味しく食べられる人が食べるべきだ」と思っている。
楽しくないものに関わり続けるのは私にとって非常に苦痛であり、その全ては時間の無駄なのだ。
関わらなくてもいい方法があるのであれば即座に楽しめるものに飛び移る。
私は好きなことに時間を割きたいのだ、なんせ時計は1秒たりとも待ってはくれないし、私の身体は1つしかないので。


長々と書き連ねたが、結論としては【相手の好きなものを叩きながら自分のイチオシを勧めるな】である。
そのやり方は誰も幸せにならない、どころか要らぬ軋轢を呼び寄せる。
人間関係に大きなヒビが入りかねないので地雷を踏むような勧め方はどうかあらためてほしい。
毎日好きなものに全力で溺れ狂っていれば、そんなにいいものなのか……と周囲は勝手に思ってくれるので、案外人とは寄ってくるものだ。


ファンの言動行動とは本当に大事である。
それ即ち作品の品格に繋がるのだ。
自分の好きなものが触れる前から嫌われてしまわないように、常日頃態度や姿勢には気を配りたいところである。

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