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アストリッドリンドグレーンワールドに行ってきました
アストリッドリンドグレーンとは、スウェーデンで知らない人はいない、児童文学者である。
世界中で、もちろん日本でも翻訳されていて、有名なところだと「長くつ下のピッピ」「やかまし村のこどもたち」「ちいさいロッタちゃん」などがある。
このアストリッドリンドグレーンワールド(Astrid Lindgren Värld 略してALVとこちらの人は呼んでいる)はリンドグレーンの生まれ故郷のVimmerbyにあり、夏季だけ毎日オープンしている。余談だが、私の感覚だとこのような施設は基本的に季節問わず毎日開いているものが普通だと思っていたので、夏季のみ(と秋に少しだけオープンする期間がある)の営業と聞いてやっていけるのかな?と余計な心配をしてしまった。実際コロナ禍の時は閉園の危機とニュースになっていたが、無事乗り越えられたようだ。
私は恥ずかしながらリンドグレーンの作品をほとんど知らなかった。ピッピとロッタちゃんはぼんやりと、読んだことあったかもな?くらいであった。
しかしもうここには何度も来ている。なぜなら割と近いところにあるから。そして毎回、もっと作品を読めば更に楽しめるんだろうなぁ、と反省する。(早く読め。)
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来園者は圧倒的に子ども連れ家族が多く、祖父母も一緒など大人数で来ている人も多い。夏休みに入ると外国から(ドイツからがとても多いらしい)の客も多いが、今はまだ飛び交う言語はほぼスウェーデン語という感じ。そして興味深いのは、来ている人々のほとんど(私が見た限りでは)が白人だということだ。どこに行っても様々な人種の人がいるスウェーデンでは珍しいのではないか?と思う。これに関しては何となく思い当たるところはあるが、長くなるので割愛する。
さて、ここには何があるのかというと、リンドグレーン作品を再現した建造物や、ミュージカルが楽しめる野外舞台、レストラン、バーベキューエリア、ミュージアムショップ、アスレチック、などがあり、子どもは大はしゃぎ、大人だけでも充分楽しめる。
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かなり雑な紹介で恐縮だが、天気が良ければ一日中楽しめるところなので、機会があれば是非訪ねてほしい。
前にこの街の生地屋さんの店主が、毎年日本からALVに来るためにここまで来てるんです、っていう日本人女性人に会ったわと言っていた。
それほどまでの魅力をもつリンドグレーン作品、恐るべし。今度こそ、私もちゃんと読もう。