ファン創りが重要なことは頭では理解している。でも実際にどうやったら良いのか分からない
どうも
BOKURAししどです
さて、今日は、ファン創りが重要なことは頭では理解している。でも実際にどうやったら良いのか分からない。…というテーマで綴っていきたいと思います。
『ファン創りが重要なことは頭では理解している。でも実際にどうやったら良いのか分からない』
…これは本当に数多くBOKURAに寄せられる声(お問合せ)です。
これに対してBOKURAでは、
6段階のフローを着実に進んで行けば必ず成果は出る。ファン創りに近道は無い。
…と伝えています。
まずこの図を頭に焼き付けてください!
これはBOKURAで提唱している、
ファン創り6段階フロー
…というモノです。
これまで約5年間、約400社のファン創りに携わってきた中でノウハウを肉付けしながらたどり着いた現時点での解です。
①探す(探索)
↓
②話す(接触)
↓
③頼む(依頼)
↓
④伝える(教育)
↓
⑤一緒に取り組む(共創)
↓
⑥適切な人に届ける(口コミ)
…
売上向上、コスト削減
…という流れ。
そもそも、ファンという言葉が非常に定性的なフワッとした言葉です。
熱狂的な、アツい、こだわりの強い、昔からの、…など、色んな言葉を連想すると思いますが、BOKURAでは、このファンという人を因数分解すると
4つの軸があるのではないかと考えています。
※約1年前に似たような記事を書いていました。
ここからブラッシュアップできていると思いますが、
『愛も知識もあって、売上も落としてくれるし、友達に推奨もしてくれる人』…これはもう間違いなくファンですね。
で、今日はここから更にブレイクダウンして、
『ファンって売上に貢献してくれる人だよね』
→売上向上
『ファンって勝手に色んな人に良い口コミを広げてくれる人だよね』
→広告等の余分なコスト削減
…というゴールを生み出すには、どのようにファン創りを進めて行けばいいのか?という問いにお答えしていきたいと思います。
では、一つ一つ解説していきたいと思います。
①探す(探索)
#〇〇 (ブランド名)などでSNS上を検索したり、もう少し幅広く検索ボリュームの大きいミドルワードからビッグワードで検索をし、ファンやファン候補にあたるユーザーの投稿を探します。
※調査会社を使ってリサーチしたり、公式アカウントを立ち上げて情報発信を行った後、その投稿に反応してくれる人を待つ…などをを否定するわけではなく、公式アカウントや従業員個人アカウント、社長個人アカウントから、ファンやファン候補を能動的に探し出すことを推奨しています。
※検索ワードは経験や、結構センス必要。
↓
②話す(接触)
上記①で探し出したファンやファン候補の方の投稿に能動的にコミュニケーションを取りに行きます。投稿にいいねをしたり、コメントしたり、RTしたり。場合によってはDMしたり。
※ここで気をつけなければいけないのが、見つけ出したファンやファン候補の方に一律にテンプレートコメントなどをしてしまうこと。探し出した方が実際どんな人なのか?普段どんな投稿をしているのか?何歳くらいか?どの辺に住んでいそうか?友達とどんなテンションでコミュニケーションをとっているか?…などを総合的に判断し、その方が喜んでくれそうなコミュニケーションを取るのです。言うまでもなく、これも経験と結構センスが必要。
↓
③頼む(依頼)
上記①、②のようにコミュニケーションを取り始めると、BOKURAの経験上高確率で、約1~3ヶ月経過程度でかなりアツいコアファン候補が見つかります。自分達のブランドに対して深い愛を持ってくれていたり、長年愛用してくれていたり、自社が思うターゲットにドンピシャだったり、勝手に愛用していることを友達に推奨してくれていたり…
こういった方はすごく貴重な方なので、能動的にブランドに対しての協力を仰ぎましょう。オープンなコメントは勿論、DMで感謝を伝えた上で、自社のブランドの現状をお伝えしたり、実際こんなことをお願いしたい…などを率直に伝えましょう。特別感を伝えてスカウトするのです。
↓
④伝える(教育)
上記③の状況の方の多くは、ブランドに対して大きくて深い愛を持ってくれています。この方に、ブランド知識をしっかりと伝えるのです。これまでの歴史、効果効能、競合ブランドとの差別化ポイント、今後の展開、どんな人達が働いている会社なのか…これらを伝えることで、元々ブランドに対する愛が強い方が、正しい知識を持った上で口コミ拡散をしてくれるようになります。
※人は新しい知識を得ると大体4~6人程度に話したくなるそうです。
↓
⑤一緒に取り組む(共創)
上記④の段階まで進んでくれた方は、もうコアファンの1歩手前です。ブランド愛もある。ブランド知識もある。もちろん売上も落としてくれている。…この方たちを巻き込みましょう。
例えば、商品開発、企画会議参加、何かしらの制作、イベント会場設営、ボランティア…何でも構いません。一般ユーザー側ではなく、ブランド側に身を置いてもらうのです。そうすることで、西野亮廣さんの言う所の共犯者になってくれます。この方々と創り上げるコンテンツがショボいモノのはずない。
↓
⑥適切な人に届ける(口コミ)
上記⑤までに行き着くとファンは、自分自身が関わったイベントで出来上がったモノが世に出ることが待ち切れなくなったり、純粋にその商品が沢山売れて欲しい…という心持ちになります。
こういったファンの方々が能動的にSNSで良質な口コミを友人知人に発信をしてくれるようになります。
※この際、気をつけなければいけないのは、いわゆるインセンティブを渡して投稿をしてもらう行為です。勿論ブランド側がファンの方に対しての純粋なお礼として商品などをプレゼントするのは良いと思いますが、ファン側の『モノが欲しくて関わったのではない』…という気持ちを蔑ろにしないように。ファンとコミュニケーションを取りながらインセンティブの有り無しは見極めましょう。
…上記①~⑥のフローを経て行ってきたファン創りによってできた
ファンやコアファンの方々の個人個人の売上は勿論、その友人知人や、その方々の口コミ拡散による広がりによって、
売上向上、コスト削減
…につながるのです。
ファン創りの施策を始めるとどれくらいのタイミングでどんな効果が出るのか、ざっくりではありますが、提示しておきたいと思います。
※早ければ、施策開始3ヶ月~6ヶ月程度でコアファンが出来てきたり、売上につながるケースが増えたり、大きなバズを生んだりすることがあります。そして約1年後くらいから徐々にコアファンが自走し始め、ファン創りの費用対効果を実感できると思います。
ある冷凍食品のブランドのファンの方は、スーパーマーケットに買い物に行った際、通常であれば、
野菜→魚→肉→乳製品→パン→レジ…などのように回って行くところ、
入店するやいなや、一目散に冷凍食品コーナーに足を運ぶそうです。
そしてある時は、
自分の好きな冷凍食品のブランドの品揃えを確認し、並べ方が悪い場合は自分でキレイにそろえ、
そしてある時は、
店長を呼び出し、もっと棚を広く取ってくれ、と依頼するそうです。
※勿論、ブランド側から頼まれるわけでもなく。
こうした、
・ブランド愛
・ブランド知識
・売上
・推奨
…の4つの軸を兼ね備えたファンを6段階のフローに当てはめながら、ファン創りを着実に進めていくことで、売上向上だけでなく、余計なコスト削減につなげていくことができるのです。
そして、もう一度ファン創りの6段階フローを置いておきますね。
今日は以上です!
ししど
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