近況:通院ふまえ

はじめに

現在48歳。発達障害(ASD>>ADHD)言語性120の動作性100。二次障害の「双極」に苦戦。大腸がん(切除済、後遺症で体力低下)。現・在宅ワーカー。元Web系SE。本業は「獅子さんというコンテンツ」

簡単な自己紹介

※ 初見さん向けに、毎回↑書いてます。あえてプロフ欄使わないのは、読者のワンクリック負担を減らすため。

しばらく近況を書いてなかったので、メンタル通院時に気づいたことも含め、書きたくなった。

「わしゃ、ようやっとる」

いろいろ大変な人生だし、今年も変わらず大変さの目白押しなんだけど。ただちょっと良い兆しも感じてるから、そういうことを書きたい。

私は「記録魔」だ。ある時期から、エクセルに30分刻みで、毎日のあらゆる行動を記録している。(行動、仕事、食事、服薬、排泄から性行為まで)

親友に自虐的に「異常でしょ」って話たら「う、うん。。。」てなった。草

始めた大きな理由は、闘病。以前から漠然と「ある時期に異様にハイになる」って感じてたけど、忘れっぽいので。記録が大変なのも事実だが、もうルーチン化されてて、したほうが落ち着く。(既存のロガーアプリでは痒いところに手が届かん)

結果、もともと「双極じゃねーの?」と自分で疑ってたが、近年、みごと診断名も付いた。うれしい。

障害とか診断名が付くことに抵抗ある人も居るようだが、私は「言語化することや、原因発見は対策のヒント」って意味では、悪くないと思ってる。

双極って、病識を持ちづらい大変な病だけど、私はかなり病識がある。精神だけじゃなく、体もビョーキな今、私は正直、自分を「ようやっとるわ」と思う。

特に、今年は、仕事、芸術、信仰面でもフル稼働だ。

医者に素直に従える

最近いつの間にか、主治医の言うことに、わりと素直に従えるようになってきた。

以前の私は、出された薬を濫用したり、アドバイスに「そう言われたって、できんで苦労しとるんだわ」と、あれこれ理由を付け、反発ばかりしていた。

実際、ほとんどの当事者も「言われてできりゃ苦労してないんだよ」が本音だろう。例えば、躁状態で「なるべく安静に、刺激を減らして」と正論いわれても、勝手にハイになっちゃうんだからやりようがない。

ところが今は以前より素直になったようだ。原因はかなり複合的で「私の努力」「医師や友人の協力」「薬効の絶妙なバランス」「人生の流れ全般」。

私は聖書のイエス信者なので、突き詰めると「背後に神の手がある」と感じる。

いま「文章の簡潔化」を練習しており、詳細は別記事に譲るとして。

「特殊な在宅ワークに選ばれた」(応募式でなく、なろうとしてなれる類でない)
「入ったバンドがすごく良かった」
「適切な薬効バランス」
「すこしだけ、生きてあげてもいいんじゃないと思い始めた(希死念慮もち)」

※ 以下は余談ですので、時間や興味をお持ちでしたら。

服薬バランス

注)以下、薬効その他、私という個人の見解なので参考程度とし、真に受けないでいただけたら幸いです。個々の体質や診断をご優先なさってください。

いまコンサータと、デパケンを併用している。

コンサータはADHDの多動や衝動性を抑える。私に身体多動はないが、脳内多動はある。衝動性は、躁期とくに「感覚過敏の刺激に対し、壁を殴るなどキレやすい」。飲むと「不快な状況でも何故かブチギレない」

コンサータを私は「唯一のアッパー薬」と思っている。鬱だとブレインフォグで布団から出られないが、これを飲むと何故か霧が晴れ、行動可能に。

※ 一般に双極へのコンサータ処方は厳重注意されている。躁状態に振り切れ、暴走することがあるからだ(今夏そうなった)

それ踏まえ、主治医に「今夏、異常なパチンコ依存で浪費して困った」と伝えたら、デパケンが増えた。デパケンは主に、躁へのブレーキ的なものだ。

私は自分の躁状態が好きだ。破滅的ではあるが、最中は楽しい。パチンコに勝っても負けても興奮する。ただ、燃え尽き後、浪費や、人間関係の破綻で、激しい後悔が残る。

以前、第二の父親みたいに懇意だった単身の叔父が亡くなったとき、無職な私が事務処理を引き受けた。するとキャパ超えして頭が壊れてしまい、人生初の閉鎖病棟送りになった。かかりつけは入院施設がないんで別の病院だ。

そこの医師はデパケン信者(失敬)らしく、入院中デパケンを強制された。彼はコンサータのせいで私が暴れたと誤解し停止。約1ヶ月で私は「ふぬけ」になった。

私はデパケン単体が嫌いだ。確かに躁が収まるけど、ダウナー状態で何にも興味が持てなくなる。また、性機能がイカれる。私は聖書信者なのに、神がちっとも伴侶をくれないので、やむなく性依存症がある。(聖書では基本、姦淫禁止)

すると、パチンコもセックスも他の趣味もできない。何のために存在しているか意味が分からない。デパケンは「外部から扱いやすい状態にする(他害性を強制抑圧)」という感じで、だから(当事者でない)医師も家族にも都合がいい。

医師は「別人みたく大人しくなりましたと皆に感謝される」って嬉しそうに話す。彼は人間味があり、その面で私は好きだ。が、コンサータ全否定のスタンスは好きじゃない。ADHDで必要な人だって居るからだ。

退院後しばらく両院を併用していたが、元のかかりつけは、柔軟にいろいろ処方してくれるので、結局わたしはそちらに戻った。自分にはコンサータが合うと思うからだ。

そんなわけで「アッパー系とブレーキ系を併用」つまり拮抗するような服薬を続けている。心配していた性機能の異常な低下は、今のところ特に無い。

レアケースだけど、今は2つの薬を併用し、絶妙なバランスで生活が成り立っている。母親に「薬を変えたけど、最近の俺どうかね?」と訊くと「だいぶ落ち着いとるよ。前より変じゃない」とのこと。客観的にもベターらしい。

今後の課題は、いい意味で多忙になり体力が追いつかないことだ。その点も主治医に相談したら「心の振幅を、長期的に安定させるよう目指そう」とのこと。素直に納得した。

以前なら反発してそうなので、全体に改善途上だと感じている。有難いことだ。

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