スクワットを上手に行いたいなら、まずはお辞儀から
スクワットでよく起こるエラー動作
・腰を反りすぎてしまう
・上半身を倒し過ぎてしまう
・膝がまえに出ないように固めてしまう
特に”腰を反りすぎてしまう”動作はよく見られ、SNSに投稿されているトレーニング動画でもよく拝見します。サッカーのキーパーをしていて腰を痛めたり、バスケットをしていて腰椎分離症になったりするのは、このエラー動作を続けていることが原因です。
スクワットで”腰を反りすぎてしまう”方は、”お尻を後ろに出す”というキューイングを、腰椎伸展によって実行しようとしていることが多々あります。そのような方々はある動作が出来ていません。それが股関節からのお辞儀です。
股関節からのお辞儀
スクワットを行う時にまず身につけてほしい動作は、股関節からの軽いお辞儀です。この動作が出来ると、腰への負荷が軽減します。
股関節を見つけましょう
意外とどこにあるかが分かっていないのが股関節。
股関節は大腿骨(足の骨)と寛骨(骨盤)が繋がっている部位です。
立った状態で、手を骨盤の横に置き、下に滑らせていくと、大腿骨の大転子(骨盤の横の突起)に触れます。
大転子に触れた状態で、片脚を前に出し、かかとを着けてつま先を上げ、つま先を左右に動かすと、コロコロと動きを感じられます。
そこが股関節です。
股関節からの軽いお辞儀
左右の股関節が見つかったら、触れている大転子を支点にして、お辞儀をします。角度は5~10°程度で十分です。自然とお尻が後ろに引けます。
お辞儀が出来たら真下に下りる
5~10°の上半身の傾斜角を保ったまま、真下に下ります。
*倒れそうであれば、机などに掴まり行って下さい。
上半身の傾斜角5~10°を保てない場合は、足関節や膝関節に可動域制限やトラブルを抱えている可能性があります。その場合は、足関節や膝関節のメンテナンスなども必要ですが、無理せずしゃがむ深さを膝の高さ程度に留めておくと良いでしょう。
股関節、膝関節、足関節などのトラブルの原因は、日常のカラダの使い方に隠れている場合があります。下記ブログを参考にして、カラダの使い方を見直してみましょう^^
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