足指グーをキープ出来ますか?【足底筋膜炎】
足の指をグーに握り込んで何秒キープできますか?
「キープ出来ず、足の裏が攣ってしまう。」
そんなランナーやアスリートは足底筋膜炎の予備軍かも…。
もしくは既に足底筋膜炎で悩んでいませんか?
足底筋膜炎とは…
踵骨(かかと)の内側底面に付着する足底腱膜に、繰り返す牽引力が加わって、その起始部に腱膜炎や骨膜炎を生じて疼痛が起こります。
実は筋肉などの軟部組織は、繰り返し加えられる引っ張られる力に弱いのです。
足のグーをキープ出来ない方は…
足裏が硬くなり、”筋肉を縮める”機能が低下している場合があります。
筋肉の収縮にはいくつか種類があります。
筋肉の長さが変わらないように耐える収縮(等尺性収縮)
筋肉を縮める収縮(求心性収縮)
筋肉が伸ばされながら耐える収縮(遠心性収縮)
*筋肉にかかる負荷は遠心性収縮が高くなると言われています。
一般的に山は登りよりも下りの方が筋肉痛になりやすいと言われるのは、山を下る時に、前ももが引き伸ばされる負荷に耐えながら収縮していて、高い負荷に耐えながら動いているためです。
そもそもランニングで足裏に起こる収縮は…
”筋肉が伸ばされながら耐える収縮”です。
ランニングでは、接地で足のアーチが潰れる時に足裏の”筋肉が伸ばされながら耐える収縮”が起こることで、足のアーチが元に戻ろうとします。その力を利用して接地から離地を行っています。
”筋肉が伸ばされながら耐える収縮”が適切に働くと「ぽん、ぽん」と時間の短いスムーズな接地となり、機能が低下していると「べた、べた」と接地時間の長い足の使い方になります。
足底筋膜炎の方は、この”筋肉が伸ばされながら耐える収縮”の力が弱くなっており、足裏が引き伸ばされる負荷に耐えられなくなり、筋膜炎や骨膜炎が起こり、痛みが生じています。
足のグーがキープ出来ない方は…
そもそも負荷の軽い”筋肉を縮める収縮”が出来なくなっているので、「足底筋膜炎予備軍に自分はいるんだな」と意識してトレーニングと向き合うことがおススメです。
足底筋膜炎の方は…
自分の持っている”筋肉が伸ばされながら耐える収縮”する力を越えたトレーニングをしてしまった状態です。
今一度、”筋肉の長さを縮める収縮”の能力を育てることから始めましょう。
足のグーは…
お風呂に入り、足を温めた状態で行いましょう。
温めた方が行いやすいです^^
5秒キープ×10回
まずはこれくらいのトレーニングから始めましょう!
もちろん足が攣らない範囲です。
細かな足のグーについては次回ブログを参照してください。