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明日の自分はもっといい(はず)

最近特に力を入れていることが3つあります。
① 仕事
② 空手
③ 投資

① 仕事

 昨年より訪問在宅診療に携わるようになりました。訪問在宅診療で訪問させていただく方々は、容易に病院の外来受診ができない場合がほとんどです。
 総合病院の外科で働いていた頃は、皮膚の症状は皮膚科、内科の症状は内科に紹介状を書けば事足りましたが、訪問在宅診療はよっぽどのことがなければ自分自身で診断・治療することになります。
 『全身を診る』。医師として理想ですが、現実としてなかなか容易ではありません。
 現在が完璧に程遠いだけでなく、何年かけても完璧に近づける気はしません。
 しかしながら、わずかでも知識が増えれば、それだけ実臨床に活かせるのは間違いありません。
 研修医の頃に、『勉強すれば、その疾患の患者さんが来る』という主旨の言葉を耳にしたことがあります。
 これまで知らないので認識できていなかった疾患・病態が、知識をつけることで可能になるというものです。
 『なんでも診れる』を目標にすると挫けるかもしれないので、『一つでも多く診れる』をスローガンに研鑽を続けたいと思います。

② 空手
 息子が空手を習い始めた頃、練習から勝手に逃げ出したり、亀のようにまるまって動かなくなったりということが頻繁にありました。息子が練習のモチベーションを高められるよう、息子の希望も確認した上で、昨年まで息子と共に子供初級コースに参加していました。
 息子が一人で稽古に参加できるようになってきたので、今度は息子の自主性を妨げないように私は同じ道場の一般コースに稽古の場を変えました。
 両膝の調子が悪いので、このままやめるという選択肢も考えましたが、そうなると息子もやめると言い出すかもしれません。
 息子と共通の習い事として、私のみならず息子の成長にもよい影響を与えられたらと思います。
 人生三度目の白帯となりますが、それぞれで流派が異なるので、一つ一つの型を覚えるのも一苦労です。
 同じ内容であっても、年を重ねた今だからこそ、これまでの経験とあいまって得られるものというのも多々あります。
 これまでは型の練習も『下手なダンス』程度のものでしたが、今は一つ一つの動作の意味、体重移動、重心などを意識するようになりました。
 重心・体重移動がスムーズになると、型の足の運びもすり足で音が立ちにくくなってきています。
 子供の頃に、「頭や腰の高さを変えるな」、「膝をしっかり曲げろ」と何百回・何千回と言われたのを思い出しますが、この歳になってようやくその言葉の重要性を認識している感じです。
 同じことを息子に伝えていますが、「動きにくい!」、「力が入らない!」と大騒ぎするので、今は時々小言をいいつつ、好きにさせています。
 すり足・体重移動がスムーズになり、重心が安定していると、180°、360°の方向転換が容易になります。背後に敵がいるとして、360°向きを変えずとも、180°向きを変えるだけでしっかりと視野の中で捉えることが可能です。
 空手も両膝と相談しながら、無理のない範囲で続けていきたいと思います。

③ 投資

 本業があって、収入が増えても、超過累進課税制度の日本では手取り分は大きく減じてしまいます。
 まだ働けているうちはよいのでしょうが、体を壊そうものならローンもあって妻も専業主婦の我が家はあっという間に破産してしまうでしょう。
 一般外科→乳腺外科→訪問在宅診療医と専門を変えてきましたが、この仕事は重労働で、多少体調を崩しても休養するのは容易ではなかったりします。『過労死』という言葉も決して無縁ではありません。
 なかなかうまくいきませんが、なんとか投資も軌道に乗せて、いつ体調を崩して働けなくなっても心配ないよう(寧ろ体調を崩しきってしまう前に仕事を休めるよう)に資産を形成したいところです。

 今の所は資産ゼロですが、仮に十分な資産を形成できたとしても、私にはFIRE(資産を形成し、早期リタイアを目指すもの)の希望はありません。

 COVID-19や、国際紛争など、予想不可能なことがいつ起きるかわかりません。
 仮に十分と思える資産があったとしても、それが一瞬で紙切れとなる状況もなきにしもあらずです。
 十分に資産形成ができた後も、働けるうちは本業をしっかりと続けたいと思います。

 そして資産に余裕があれば、地元に本屋を作るのが私の夢です。それも可能であれば、丸の内の◯善を超えるような大きな本屋を。

 夢が実現するかはおいておいて、『昨日の自分を超える』というのはそれほど難しい目標ではありません。

 一歩一歩のその先に、自分でも予想すらしていないような素敵な未来が待ち受けていたらと淡い期待を懐きながら、自己研鑽を続けたいと思います。

#レベルアップしたいこと


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