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「惑星」に隠された占星術コード:火星から始まる理由とは?
ホルストの組曲「惑星」といえば、壮大な宇宙を想起させる名曲中の名曲。
しかし、火星、金星、水星…と続く惑星の順番に「あれ?」と思ったことはありませんか?
太陽からの距離順でもないし、火星と水星が逆では?と感じるのも無理はありません。
実はこの曲順、占星術における惑星の並び順、つまり星座の並び順に基づいているのです。
どんな順番やねんといいますと、牡羊座から始まる12星座に、
対応する惑星を当てはめていくと、見事に「惑星」の曲順と一致するのです
占星術を知らない人にとっては驚きかもしれませんが、占星術を学ぶ者にとっては「なるほど!」と膝を打つような、まさに目からウロコの事実です。
この事実は、クラシック音楽界では比較的知られているようで、雑誌の特集記事や「題名のない音楽会」でも取り上げられたことがあります
ホルストが占星術に傾倒していたことは、様々なエピソードからもうかがえます。彼は、神智学を立ち上げたブラバツキー夫人の秘書と交流があったり、占星術師から直接教えを受けていたという記録も残っています。
さて「惑星」の作曲当時、冥王星はまだ発見されていませんでした。そのため、冥王星は、「惑星」には含まれていません。
ところが、ホルスト没後に冥王星が発見されると、それに合わせて冥王星の曲が作曲され、演奏されるようになりました(^^ゞ
中には、「惑星」の曲順に冥王星を加えるべきだと主張する人もいます。
蠍座に冥王星を当てはめるのであれば、水星と木星の間に入れるべきだというのです。
えーそんなとこいれるん? と突っ込みたくなりますが
現代占星術をしていると思っちゃうらしいです(^^ゞ
私は牡羊座に冥王星を対応させる方に賛成する派なので
その意見に関しては、いやいやちゃうやろと思う方ですね。
そもそも、天王星や海王星の星座への配置を決めた人物と、冥王星を蠍座に当てはめた人物は別人です。
もし同じ人物だったら、冥王星は蠍座ではなかっただろうと
私の占星術の師は話してくれたことがあります。
ホルスト自身も冥王星の存在を知りませんし
後世の人間が勝手に解釈を加えるべきではないのではないだとうろおもうのです
『 現代占星術の父であるアラン・レオも、ホルストと同じように、冥王星については後世の人間によって解釈が加えられている』
この共通点が、私は占星術という世界を取り扱っている中で大事な事なのです
元記事:2020年1月4日
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