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nene888
【11】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈縁結び3
数週間後の夜、男女6人が集まった。
就職で引っ越す私が、頭数に入っているのはご愛嬌だ。(前回の合コンでたぶん了解を得てたはず汗)
私は、マナミの様に社交的ではなく、思い切り人見知りだが、そんなこと言ってられない。
大げさだが、これ以上ないくらい頑張って皆に話しかける。
ほんと向いてない…なぜこうなったー!!
心は号泣だ。
でも…
ミチコ、笑ってる…
マサシ君と盛り上がっている。
それだけでも、頑張って良かった。
もうあんな悲しい顔してほしくないから。
良い雰囲気になった2人。
2次会は行かず、マサシ君に任せてあっさり帰った。
今思えば、幹事のやることじゃない笑
自分の中で安堵感と、仕事が終わった、誰かにそう言われた気がした。
後日―――
ほぼ、マサシ君が頑張った結果だが、
2人は付き合うことになった。
ミチコは嬉しそうに、彼は本当に理想のタイプで最初から好感があったと話してくれた。
それから、すぐに引っ越してしまい、経過は聞いてないが、めでたく結婚するという知らせが来た。
きっと今も彼女の薬指には、運命の赤い糸がしっかりと結ばれているのだろう。