shiroweb894

こんにちは オカルト、スピ好きです 占いをするようになった経緯を私が感じたり、体験した世界観で描いてます。占いは、2024.3月からできるようになったばかりで、不思議な話、怪談が多いですが、よろしくお願いします(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)since2024.10

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こんにちは オカルト、スピ好きです 占いをするようになった経緯を私が感じたり、体験した世界観で描いてます。占いは、2024.3月からできるようになったばかりで、不思議な話、怪談が多いですが、よろしくお願いします(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)since2024.10

最近の記事

【23】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈開放4〉

朝が来て、朝食の準備をする。 昨日は考えすぎてよく眠れなかった。 師匠に相談してみようと 視えたことをメールしてみた。 しばらくして、私が帰ったら電話すると 連絡がきた。 とりあえず、今は忘れよう―――― 携帯をしまった。 ――――――――――――――――――――――――――― その日の晩。 実家に帰って寛いでいると、 〜♪ 着信が鳴る 「はい、私です」 「北野です」 電話は久しぶりで、一瞬、少し気まずいような 恥ずかしいような空気が流れる。 北野さんは、今日は夜

    • 【22】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈開放3〉

      空は、徐々に青紫色のグラデーションに染まり、 屋台の灯りが海に反射し、キラキラと輝きだした。 ドーン!パラパラ… おぉー!と歓声があがる。 花火大会の始まりだ。 砂浜に並ぶ屋台で食べ物を探す。 大人になっても色々見て回るのはワクワクする。 各々好きな食べ物を両手に抱え、観覧席に座った。 海上に花火が広がる。 暗闇の中、半月状に広がり、それが反射して幻想的だ。陸の花火とは違った迫力と美しさに釘付けだ。 上空と同時に海上にも華が咲く。 宴も酣、終盤になり浜に送り火が焚かれる

      • 【21】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈開放2〉

        北野さんからメールの返信がきた。 浅はかな私は、そのまま伝えた。 すると、カナさんはみるみる怒りの表情になり、プイと向こうに行ってしまった。 言われたくないことだったか。 悪気がなかったとは言え、言い方があったのかもしれない。気がきかない私でも、さすがに悪いことをしたと思った。 でも、そこは大人の集まり。 バーベキューの頃、カナさんは普通の態度に戻っていた。 ちなみに師匠は、現在まで私の知人を数人霊視したことがあるが、そのアドバイスを実行できた人はいない。 誰もが潜

        • 【20】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈開放1〉

          長野から帰ってきて1週間――― はあー…話しの続きがしたい。 帰る車中からずっと、背中に羽が生えたような感覚でワクワクが止まらない。 なんなんだろう。 この感覚。 相変わらず、犬は視えないが風は感じられた。 私のそばにいてくれる… 今はそれだけで幸せだ。 ウツになった時、とんでもなく孤独を感じた。 この世でたった1人になってしまったような絶望感。 犬がいてくれるだけで、心強くなった気がした。 〜♬ 携帯が鳴る。 「マナミ!久しぶり!」 「久しぶりー!ねぇ、みんなで花

          【19】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野8〉

          犬が一緒にいられる? どういうこと? 頭はパニックだ。 「あの、犬は大丈夫なんですか?」 やっと、言葉が出たが、自分でも見当違いな質問だとツッコミを入れたくなる。 完全に混乱している。 「問題ないよ。なあ?」 北野さんは犬に尋ねる。 コミュニケーションがとれてないのは、私だけのようだ。 「根性あるワンワンだな。私さんを守るってさ」 「本当、それは嬉しい。もう会えないかと思ったから。いや、会えてはないんだけど」 本当かよくわからないけど、なんだか、元気がでて笑え

          【19】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野8〉

          【18】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野7〉

          北野さんのマンションの一室。 机を前に緊張して座る。 「コーヒー飲む?」 さっきの驚き発言はなかったように、 北野さんはにこやかに準備する。 お互い独身とはいえ、不用意だったかな… 一抹の不安も頭をかすめたが、それよりも もう一度犬と会いたい。 「さっきの話の続きですけど、視えるってことは まだ魂はいるってことですよね」 「そうだよ、ずっといたみたいだよ」 そっか…やっぱり… また、泣きそうになる。 「しっかし、ここまでよくついてきたな〜。来る途中、怖かっただろ」

          【18】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野7〉

          【17】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野6〉

          車で、300km。 見慣れたICを降りる。 また来ちゃったな…長野。 辞めてからまだ数カ月。 山は相変わらずキレイだ。 北野さんのマンションに向かう。 敷地に入るとすでに待ってくれていた。 「よく来たなー!さあ、いこうか」 軽トラに乗り換え、他愛ない話しをしながら15分。 結構広い敷地にブルーベリーのような実がついた低木が茂っている。 「指でそっととるんだ」 初めて食べたハスカップは酸っぱく感じた。 「ジャムに加工するんだよ、こんな体験なかなかできないから、い

          【17】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野6〉

          【16】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野5〉

          うつになっていたため、 それから、すぐ実家へ帰ってきた。 しばらく、症状がでて苦しんだが、実家の温かさに少しずつ気持ちがほぐれていった。 しばらくして、落ち着いた頃。 いつまでもプータローは申し訳ない。 「おかーさん、いいアルバイトあるかな?」 「求人チラシ入ってるよー、見てみ」 時給900円+交通費支給 9時〜17時 キレイな工場で座って検品 涼しい部屋でもくもく単調作業 季節は夏 働きに行けば、家のクーラー代も節約。 話さなくて良いから、人も気にしなくてよさ

          【16】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野5〉

          【15】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野4〉

          花束を持って歩く私の姿に、少し驚いた顔をして 呼び止めた人は、出荷場の北野さんだ。 これから夜勤らしい。 「あ…今日で終わりなんです。お世話になりました…」 「なんでまた急に辞めるの?」 「気持ちがしんどくて…」 「そっかーー、じゃあこれ」 メモにさらさらっと番号を書いて渡された。 「俺、ハスカップの畑やってるんだ。そのしんどいの落ち着いたらさ、収穫見せてやるから連絡してこい」 たぶん、ほっといたら死にそうだと思われただろう。そんなにひどい顔してるのか。。。元気づ

          【15】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野4〉

          【14】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野3〉

          1年半経ち、仕事はそれなりにできるようになった。 生活も慣れてきて、週末は温泉に行ったり、パワースポットへ行ったり、写真を撮ったりしていた。 遠距離だが、彼氏も居てたまに遊んだりしていた。 充実してるのに、何故か気分が沈んでいく。 淋しくて、不安になる。 長野にある寺に行っても気分は晴れない。 観葉植物が枯れていく。 この半年、何かおかしい…? 小さな違和感は、やがて私を飲み込むほど大きな闇となった。 やがて、会社に行けない日がでてきた。 涙がでて、過呼吸になった。

          【14】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野3〉

          【13】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野2〉

          引っ越しが終わり、ほぼ何もない部屋に佇む。 荷物は、布団とテレビとパソコン、衣料品や小物くらいだ。 念願の1人暮らし。1LDKで6畳と12畳。ハイツは2階建ての1階。どうも高い場所は苦手だ。 何もかも自分でやるのは初めて。 白物家電は中古でコツコツ買おう。 しばらく、洗濯は手洗い。 あとは雪かきグッズ。 寒いな。明日、出社だ。 降らなきゃいいな。(死亡フラグ) ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 翌朝。 …白いやん。しかももう5cmくらい積もってる。 窓

          【13】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野2〉

          【12】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野1〉

          就職から運命の出会いまでの話。 時は戻り、合コン前。 今は就活サイトを開けば、全国の仕事をみることができるが、昔はハローワーク頼りであった。 私は、今高速バスに乗っている。 入社試験を受けるため長野へ向かっているのだ。 申し込んで、受けられたのはここだけ。 長野県内あちこち応募したが、ほぼ、門前払い。足を運んで下見に行った賃貸住宅すら、冷たくあしらわれた。 落ちたらどうしようか。 そんなことを考えながら車窓を眺める。 最寄り駅からタクシーを拾った。 美しい景色を楽

          【12】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈運命の長野1〉

          【11】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈縁結び3〉

          数週間後の夜、男女6人が集まった。 就職で引っ越す私が、頭数に入っているのはご愛嬌だ。(前回の合コンでたぶん了解を得てたはず汗) 私は、マナミの様に社交的ではなく、思い切り人見知りだが、そんなこと言ってられない。 大げさだが、これ以上ないくらい頑張って皆に話しかける。 ほんと向いてない…なぜこうなったー!! 心は号泣だ。 でも… ナナコ、笑ってる… マサシ君と盛り上がっている。 それだけでも、頑張って良かった。 もうあんな悲しい顔してほしくないから。 良い雰囲気に

          【11】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈縁結び3〉

          【10】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈縁結び2〉

          駅チカの居酒屋で、マナミと待ち合わせる。 「私さん、今日はよろしくね」 私「例の女の子は?」 「ああ、来てるよ、好みじゃない場合は、すぐに態度にでるから…せめて終わった後ならいいんだけど…」 店の奥にすわる美人に目をやる。 私はナナコの新しい出会いの為に、この合コンに参加した。幹事のマナミには事情を伝えてある。 あとは、マナミが苦言を呈する、態度がひどい女の子を確認しにきた。 もはや、健全な合コンではなかったが、 「カンパーイ!!」 ゴングよろしく、グラスの音を響かせた。

          【10】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈縁結び2〉

          【9】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈縁結び1〉

          社会人となり、恋愛などもそれなりに話題となる。 ある日、友人の1人が、失恋したというので、急遽、ファストフードの店で会うことにした。 仮にナナコと呼ぶ。 窓ぎわの長いカウンター席に二人、横並びに座る。 日は暮れ、ヘッドライトの光が忙しく行き交う、景色をしばらく眺めていた。 「ナナコ、どうしたん?先週あんなに幸せそうだったのに、急に何があったん?」 ドリンクを飲みながらゆっくりと聞いた。 ナナコはいつもの元気はなく、俯いたままだ。 「ん、実は、、、振られた。」 ナナ

          【9】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈縁結び1〉

          【8】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈思春期〉

          その後しばらく平穏な日が訪れた。 私は、なぜかあまり覚えていなくて、 ばあちゃん曰く、何も言わずに学校にいくようになったそうだ。 疑問は結局分からずじまいだった。 思春期は、アニメや漫画、小説に走り、オカルト好きは影を潜めた。 おばけだの何だのは、ばあちゃんの話で聞くのみとなった。 ばあちゃんの話はまた別の機会に。 オタクと化していたこの頃は、意識はあまりなかったが、もうすでに霊媒体質だった。 何かはわからないが、私を通して色々と教えてくれていた。 天気予報が90%雨

          【8】オカルト、スピ好きから占いやってみる〈思春期〉