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【記事】ありとあらゆる食材をグラッセにしてみた【お料理】

ナカモリシロウです

今回もよろしくお願いします

ニンジンのグラッセ、美味しくないですか?

柔らかくて、ほんのりと感じる甘みが大好きです

ハンバーグやステーキのつけ合わせでしか姿を見せないのがもったいないと思っています

ニンジンのグラッセをたくさん食べたい!

と思い調べてみると

これが意外と簡単に作れるんです

材料はニンジン、水、バター、砂糖のみです

ニンジンの皮をむき、一口大に切ります

水を張った鍋にバターと一口大のニンジン、砂糖を入れ

煮込みます

照りが出たら完成

この量のグラッセを独り占めにできるのは幸せすぎる

せっかくなので、適当にハンバーグとその他つけ合わせも用意してハンバーグプレートを作ってみました。

「いただきます」

「ん?」

「おい」



「お前!」



「お前だよ!ブロッコリー」

「なに丸腰で来てんだ!!!」

「ニンジンはグラッセという工程挟むことによってようやくハンバーグさんと同じ土俵に上がっているんだよ」

「お前はなんで何の加工もされてねーんだよ。」

「ハンバーグプレートなめんな!!」



そう思うと他の奴らにも腹が立ってきた


「おい!ポテト!」

「オレはあいつらとは違うとか思っているんじゃないか?」

「付け合わせ界では人気だからと思いあがっているんじゃないのか?」


「ハンバーグさんも主役だと思って油断しているんじゃないですか!?」

「下剋上じゃい!!!」

「ライスも逃がさねーぞ!!」




「全員まとめてグラッセしてやる!」




お湯を張った鍋に、材料とバター、砂糖を入れて

煮込むだけ

グツグツグツ

グツグツグツ

グツグツグツ

「おあがりよ」

完成したグラッセプレートです

決して子供の食べ残しではありません



それでは・・・




●ブロッコリー

「まずは丸腰で来た、たわけもの、ブロッコリーを頂きます。」

パクリッ


「ビッショッビッショ」


甘みもなければ、バターのコクもないただ濡れただけのビショビショのブロッコリー

どうやらブロッコリーは、グラッセになってもポテンシャルを発揮できないようです


●ポテト

「あぐらをかいているポテトはどうだろう」

パクリ

「しみてねぇー!!」

「あじがしみてねぇー!!」


バターとの相性は良いはずですが、味が全く染みてません

ただただ茹でた芋になってしまいました

砂糖の量を増やせば可能性ありか?


●ライス

「さてと、日本人の心でもあるお米を恥ずかしめてやりますか」

パクリ

「おもろ!!!」
「うまッ!!」


意外な味すぎて笑ってしまいましたが
逆張りなどではなく、これは美味しいです

例えるなら、東南アジアで、マンゴーに付け合わせる"カオニャオ・マムアンマムアン"のような味

これは面白い!!



●ハンバーグ

「最後は、主役の座にうぬぼれたハンバーグをいただきます」

パクリ

ほんと端っこのほうに微かな甘みを感じるような

感じないような

ハンバーグの肉感に味が負けています

なんならソースが流れ落ちているので、肉の味が引き立ちます


●感想

ニンジン以外をグラッセにすることは

ライスが意外なポテンシャルを発揮してきましたが、3/4が微妙な結果になりました

ニンジン以外をグラッセにする行為は、はっきり言って無意味です

「しかし」

「食べ物を無駄にするわけにはいかない」

「残ったグラッセを食べてしまわなければ!」

「塩コショウ最強!!!」



●本編

おふざけはこのくらいにして、ここからが本編です

実際にグラッセにして美味しいのはデザートにもピッタリのフルーツでしょう

そう思い、3種類のフルーツを用意しました

一口大に切り

砂糖とバターを加えて煮込みます

グツグツ

グツグツ

グツグツ

ブオン・アッペティート(めしあがれ)


完成したグラッセフルーツ盛り合わせです

左は通常時、右がグラッセモードです

それでは

●みかん

「この世には、焼きみかんというものがある」

「ならば決して悪い結果にはならないはず」

パクリ


「あー、あったけーみかんだぁー」

小さい時に、ふざけてコタツであたためたみかんの味がします

バターのコクや砂糖の甘みが、みかんの酸味と共存するかと思いきや

コイツら全く協力しようとしません

よくわからんけど冬の味

なんならおばあちゃんの家で昔食べた気がする

●バナナ

「バナナも大いに期待できます」

「焼きバナナもあるしね!!」

パクリ

「BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!」

「BAD」

「低評価」

これは良くない!

あったまったバナナのねっとり感が

バターの乳製品的な臭みと合わさって美味しくない

良くいえば、放置したバナナ

悪くいえば、腐ったバナナ

●パイナップル

「ラストはパイナップル」

「これまでフルーツは良いとこ無しなのでどうにか健闘していただきたい!」

パクリ

「大正解!!!」


ここにきてグラッセの大正解をたたき出してしまった

甘みと酸味のバランスはもちろんのこと

バターのコクも完璧に合わさっている!!

バルバッコアのパイナップルよりウマい!!

これには思わずダブルサムアップ


●総括

グラッセの正解はパイナップル!

ライスも意外とおいしい!

皆さんも簡単なので作ってみてはいかがでしょうか

しかし

私はまだ、グラッセ道のスタートラインに立ったにすぎません

これからも、様々な食材をグラッセにしていがなければなりません

これは、"上等な料理に砂糖とバターをブチまけるがごとき思想"

後には引けません

"男子はね誰でも一生のうち一回は絶品てのを夢見る"

強くなりたくば喰らえ!!

つづく


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