フルーバスケットの作者「高屋奈月」先生 漫画家さん5選②
私にとってマンガ=漫画家さんである。
長年連載を見守り、キャラクターと共に成長してきた私の思春期は
マンガ単体で語れるものではなくて
その尊敬の目線は漫画家さんに向けられているからだ。
初回はちはやふるの作者「末次由紀」先生だった。
二人目はフルーツバスケットでも人気の「高屋奈月」。
出会いはフルーツバスケットだったが、そこから過去の作品も網羅し、特に翼を持つ者というマンガにはとにかく夢中になった。
孤児院で育った主人公が目の前の壁に向かって、何度も不器用ながらにあきらめず立ち向かっていく。
私はついつい物事を深く考えてしまう性格だったので、
主人公の「寿」の明るくまっすぐな姿に何度も勇気をもらった。
その成長していく姿を見て、
不器用でもとにかくあきらめずに努力していけば、
いつかきっといいことがあるし、わかってくれる人に出会える。
と感じさせてくれた。
そんな作品だった。
心に響いたセリフ 『弱さゆえの向上心』
フルーツバスケットのファンであれば、この名セリフはご存じだろう。
このセリフからもあるように、高屋先生のストーリーには必ず
不器用だけれど、真っ直ぐに諦めず、時には泣いて休みながら、
でも周囲に支えられることで前進していく。
そんなストーリーが描かれる。
高屋先生の人生の中にも、似た様なストーリーがあることを最近のファンの子たちはご存じだろうか。
フルーツバスケットは一時期連載を休止している。
理由は高屋先生の病気で、
もう漫画は描けないかもしれない状況にまでなったことを記憶している。
もしかしたらフルーツバスケットは完結しないのかもしれない。。。
作品が描けなくなるだなんて、高屋先生は大丈夫だろうか。
いつまででもいいから帰ってきてもらいたい。
花とゆめやコミックスを見るたびに、その感情が沸き上がってきた。
その後、高屋先生が復帰されたときはとにかく嬉しかった。
高屋先生は、作品のキャラクターのように
諦めずに、焦らず、努力を続ければ
その先に良い未来があることをご自身で証明して下さったように思う。
何かに躓いたり、心が弱くなることは
いくら年を重ねてもある。それが素直な人間だと思う。
そんな時にはいつも私は、高屋先生の作品に逢いに戻ってくる。
白椿
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